中国茶に興味を持ち出してから、思いつきではじめた中国茶に関するメモは、既に市販のノート3冊に、200枚綴りのバインダーノート4冊を越えました。ノートをつけ始めた頃は、それこそ「中国茶!」に関することは何でも書き込んでいたものでした。今から読み返すと、こんなことも新鮮に目に映ってんだなあと懐かしく思い返したり。
その後も、講演会や講習会に行って書き写したメモ、茶藝館で飲んだ茶に関する感想、茶器のスケッチ、茶畑で失敬(笑)した茶葉、新聞の切り抜き、それこそなんでもござれの、フィールドノートという感じのノートになっていて、案外これが私の中国茶のバックボーンになっていたりします。いまだに、AAJや自分のサイトの取材用ノートのほかに、飲んだ茶のテースティングノートを使っているのですが、これ案外面白いのです。
例えば、毎日どんなお茶を飲んだか、そんな記録を取っている人が最近とても多いですね。HP上にも中国茶の日記があちこちにUPされています。そんなページを作るときにも威力を発揮するのが、「テースティングノート」。「テイスティングノート」という名前で市販されているものもありますが、いまのところ、帯に短したすきに長し。折角だから自分なりにアレンジしてしまうと面白いですね。最近では、デジカメにパソコンなどありますから、手軽にお茶ノート付けることが出来るのではないでしょうか。
テイスティングノートは、ワインなどではよくお目にかかります。内容は、「テイスティング日、銘柄、色、ラベルの写真、香り、味、総評、金額、生産地、ぶどう品種、生産者、飲んだ場所、合わせた料理、一緒にいた人」などがいろいろと書かれています。ワインにテイスティングノートがあるんだから、中国茶にだってテイスティングノートがあったっていいではないか!などと、もう5年ぐらい前からどんな項目に使用かと試行錯誤を続けてきました。ワインと同じように、基本的には「飲んだお茶の水色、味、香り」をいつでもどこでも書き留められるというのが基本かなと思います。
もうすこし、いろいろと書きたくなったら、お湯を注ぐ前の茶葉の姿、香り、触った感触、湯を注いだ時の香り、入った茶の香り、味わい、茶殻の形や香り、そして感触など、いろいろと書きとめておくと、そのときに感じたものが自分の中に断片として記憶され、またその後に飲んだときに、思い出すことが出来るようになるのではないでしょうか?
左の画像のように普通の罫線の入ったノートでも十分ですが、私は最近パソコンで作ってます。結構自分なりのテイスティングノート、愉しめて面白いですよ。
ちなみに私が作ったのがこれ → 「Chinatea Tasting Note」(pdfファイルです。)
お茶のテースティング以外にもメモや覚え書きノートとして使える用に、バインダーで綴じています。(笑)
もちろん、こんな機械的な(笑)ノートではなくて、茶名の由来や本で調べた茶葉の詳細、さらにちょこっとしたTIPSなどもどんどん書きこんでしまう、それこそフィールドノートのようなお茶ノート、絶対楽しいと思いますよ!
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