デイズムとブレッド&サーカスのパンづくりパン屋さんを始めるずっとずっと前のこと。 ワシントンポスト誌に掲載されていたデイズムというパンの記事を、康子さんはカフェで全粒粉とライ麦粉のオープンサンドを食べながら読んでいたそうです。 「おいしいな、うれしいな。日本にこういうパンってないな、残念だな。」そのカフェのパンも、デイズムも。 そう思った康子さんはやがて、それをつくることとなります。パンづくりをどこで学んだのか聞かれることも多いそうですが、 「コーヒーを淹れるとき、濃すぎたなとか、うすかったかもということは ないですか?まったくそれといっしょです。コーヒー豆を酵母に置き換えてみれ ば。」康子さんは言います。 「もともと取扱説明書などは読まずにいきなりさわりはじめるタイプ。 きっとたのしくて、好きだから・・・自分で発見していくことが好きです。」 「パンというものは無数の作り方がある。何をとるかだ。 こねかたと水の加え方さえつかめば、つくれるようになるよ。」 五郎さんは言いました。
おいしいパンをつくるのに必要なことを、寺本夫妻は海外で過ごす経験が豊富な人生の中で学んできたようです。おいしい記憶とたのしみの探究心から今日もパンが生まれます。 寺本さんのパンづくり、もうひとつ特徴がありました。 「おじいさんとおばあさんふたりでやっている田舎のパン屋で、さてと、とか言いながら戸棚のおくから酵母をよっこらしょと取り出してその日のパンを焼くような、そんな雰囲気のパンをつくりたかったんです。」それがデイズム。 いつもそんな楽しいイメージをもとにパンをつくるのだそう。それらは世界中でここだけ、ブレッド&サーカスだけのパンになるのだと思います。 さまざまな食事パン
読者の方へのメッセージをいただきました。
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