昨年9月にオープンした丸ビルのユーハイム・ディー・マイスターでは、この秋、1周年を記念した新作を発表しました。 ペーターシュミット氏とマイスター安藤のコラボレーションケーキの、この秋冬のテーマは「グリム兄弟」。前回の「バウハウス」から一変してかわいらしいコレクションとなっています。 新作パンは9月から11月中旬頃までの限定販売で、次の3点です。 カスターニエン(Kastanien)(下左) 300円 渋皮栗をふたつ乗せたプルンダー(デニッシュ)。栗のイガはココナツです。マロンクリームとキャラメルクリームが入っています。 バターテ(Batate)(下右) 280円 カラメルで和えたさつまいもをたっぷりのせて、揚げた皮を飾ったもの。 中にはキルシュ入りカスタードクリームが入っています。 ゾンネンオープスト(Sonnenobst)(右) 800円 アプリコット、いちじく、ジャンボレーズン、グリーンレーズン、プルーンなど、太陽の恵みのドライフルーツを惜しみなく入れて焼き上げたパン。 酵母はライ麦の丸麦で作るルヴァン。 カンパーニュのような生地ですが、ライ麦は10%なのでライトな仕上がりになっています。 特に発表はなくとも、店にあるすべてがスペシャリテという志賀シェフが時々並べる作品も見逃せません。 人気の低温長時間発酵によるバゲットには、最近フランス小麦で作ったものが仲間入りしています。 1997年にフランスパン職人の最高名誉であるMOF(最優秀職人)に選ばれたムニエ氏の粉を使ったバゲットムニエ(280円)は焼いたとうもろこしの粉が入った香ばしいパンです。 この粉は昨年の春、志賀シェフがフランスで出会ったもの。 常に良い粉を探し求めているという彼の手にかかって、またこのようにして新しいバゲットが誕生する可能性は大かもしれません。 ■ユーハイム丸ビル店 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸ビルB1F TEL 03-5220-3301 営業時間 11:00-21:00 (祝日は-20:00) 【関連記事】 ■丸の内スタイルのドイツパン ■ユーハイム丸の内テラス 丸の内テラスの前菜。赤かぶの冷製ゼリー仕立て コンソメスープサワークリームとキャビア添え |
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