エン座長谷川　発進　練馬区石神井台

エン座長谷川

エン座長谷川発進

練馬の人気うどん店のエン座が2009年2月末で移転のため店を閉めた。
その場所でエン座長谷川が3月9日にオープン。
いわゆる暖簾分けと言う形で同じ場所で営業を開始した。
エン座の大将加藤智春さんは『むさしのエン座』の店名で3月28日
石神井公園の練馬ふるさと文化館内の飲食コーナーで新規開店する。

元々加藤さんの考えでは店は完全閉店して新規店を立ち上げるほかないだろうという考えのようだった。色々店を残す方向で各方面に相談したようだがなかなか引き継ぐ人は居なかった。
そんな中、加藤さんの古い友人の長谷川匡俊(はせがわ まさとし)さんが店の引き継ぎに名乗り出た。
長谷川さんは加藤さんの作るうどんに心酔していたのだ。そうなると何もかも投げ出してエン座に弟子入り。
時間に追われる様にしてエン座のうどんつくりを取り組んだ。
うどんの経験地アップのための研修は讃岐にも同行。デーィプなうどん店や人気店を食べ歩いてきた。
乾いた砂が水を吸い込むようにどんどんと知識と技術とうどんの面白さを吸収。驚くほどの短期間でうどん職人の顔になった。
今までエン座が営業していた場所はけっして便利な場所ではないがそこに行けば美味いうどん屋があるということは知れ渡っている。
そこにうどん屋がなくなると寂しく思う人も多かっただろう。その意味ではエン座が増えたことはとてもよいことのように思う。
約1週間ほどの休業で店内改装もして店内イメージもずいぶんと変わった。
雪見障子の桟を使ったカウンターの仕切りはなかなか面白い。
天井には加藤さんの作ったエン座のイメージが残る。加藤さんの新店舗では望めそうもない加藤さんの面白さが見えて楽しい。
あえて遺跡と残したような気がする。(笑)

エン座長谷川のうどん

エン座時代は平日は讃岐の木下製粉　讃岐すずらんをベースにしたうどん。
週末は地元産農林61号をベースにしたうどんと使い分けていた。
エン座長谷川では同じ木下製粉の白バラをベースに使いうどんを仕上げる。加藤氏直伝の手法も交えて新しい味にチャレンジしている。
滑らかでのびるコシ系のうどんは旨みも香りも高く味わい深い。
一番人気だった霙(みぞれ)糧もりうどんや焼豚うどんなどの味わいも期待を裏切らない。
オープンした9日は天気は霙交じりの雪。人気メニューがそのまま天気に反映。あまりに寒いので霙糧かま。750円。

霙糧かまは釜揚げうどんに大根おろしが付く

土曜の夜営業復活

エン座時代、土曜の夜は予約制で営業をしていたことになっているが、ほとんど近年は昼営業でうどんが売切れてしまうことが多く、土曜夜の営業はほとんどできない状態であった。店主と相談の上特別貸切営業が年に数回有ったかどうかという感じだ。その要望の多い土曜営業がついに復活。訪問時注意が必要だ。(平日夜営業も2011年1月より始まりました。)

銘酒系は徐々に充実予定

予約は必要ないが・・・席が空いているかどうかは確認した方が良いかもしれない。お薦めの日本酒や焼酎などが楽しめる。そんなお酒に合う一品料理も充実予定。もちろんうどんのみの注文もOK。

人気の焼豚皿もり

訪問したのは開店から2回目の土曜日。ノンアルコールで雰囲気だけビール。定番の焼豚皿、ポテトサラダなど。この日のお薦めわさび菜の煮びたし。ジャーマンサラダなど。

今日のあての一例讃岐名物の醤油豆も

軽くうどん前の一杯はなかなかしみわたりそうだ。
締めのうどんは糧もり。

糧もり　冷

たっぷりの具が入った暖かい汁に締めたうどん。滑らかな舌触り、喉越し。
ゆったりした気持ちで啜れる美味いうどんだ。

エン座長谷川大将と女将さん

まだ開店してから数週間。これからが本番だが・・・美人の奥さんと一緒に乗り切ってますますの繁盛を手に入れて欲しい。

お店からのお知らせ
2011年1月14日夜営業を開始しました。
営業時間変更されています。

エン座長谷川
東京都練馬区石神井台8-22-1-105
電話　03-3922-2626
営業時間　火曜から日曜　11:30分から14:30　
火曜日から金曜日　17:30-20:00
土曜日　17:30時より21時
日曜日は昼のみ営業

定休日　毎週月曜日・第一火曜日(祝日の場合は翌日に振替)

人気の焼豚うどん温750円