手打ちつけ麺 欣家つけ麺といえば・・・つけ麺と言えば今やラーメン店の人気メニュー。つけ麺専門店というジャンルも確立しそうな勢いです。うどんの側から見るとまさにうどんの食べ方なのですが・・・冷たいうどんを汁につけて食べれば、これすなわち『つけ麺』なのですが。(笑)関東でよく食べられる『肉汁うどん』や『糧うどん』はかなり昔からある食べ方です。温かい汁に冷たいうどん(麺)の組合せ。また温かいうどん(麺)の組合せも有ります。一般的に冷たい汁につけるものを『もり』とか『ざる』と呼ぶことが多いようです。ラーメン界のつけ麺で有名なのが東池袋大勝軒です。店主の山岸一雄氏が考案したものとして有名です。一度締めた冷たい麺を熱いスープにつけて食べると言うスタイルです。このつけ麺に力を入れているラーメン店つけ麺 欣家(板橋区高島平)の店主斉藤さんは2009年初頭から自家製麺の技術を活かしてうどんの研究をつづけて来ました。2009年9月からカレーつけ麺(中華麺)800円を発売開始。それに伴い研究を重ねてきたうどんもメニューに載せることが決定しました。つけ汁は左よりしょうゆ・味噌・カレー(試作)欣家のうどん自家製麺でつけ麺用の太麺とラーメン用の細麺を作っている欣家ですが、うどんを完成させるまでは色々試行錯誤があったようです。小麦粉の選定、配合、塩の量、加水率、麺としての切り出し。当初5月の連休後には開発が終わると予定されていたのですが、産みの苦しみというか、完成度を上げるための試行錯誤がかなり続いたようです。うどんは長野産の小麦粉をベースに配合され製麺されています。国内産小麦粉にこだわり、なおかつ食感の良さを目指して研究されたようです。茹で時間を短縮できるようにうどんとしては少し細めの中細の透明感のあるものが完成しました。表面は滑らかでツルツルと喉越しの良いコシの強いタイプのうどんに仕上がっています。うどん中盛350g中華麺を使ったつけ麺は欣家のトレードマークでファンがとても多く、盛の良い太麺を『めひかり』や鰹節系のダシの効いた汁で啜りこむお客さんが多いのですがこのうどんはどんな反響を呼ぶでしょうか。しょうゆつけうどん 630円しょうゆつけ汁 定番の美味しさ中華麺用の汁より出汁を濃い目に使って醤油返しも多そうです。より和に寄ったテイストですがベースはつけ麺用スープです。具は茹玉子とメンマ、海苔、角切りチャーシューです。魚系の香りが良くたちます。普通盛のうどんは250gの予定です。味噌つけうどん 680円味噌つけ汁楽しい食感が楽しめる味噌ベースのつけ汁はやはり濃い目の和テイスト。でも不思議なことに今まであまり経験したことの無いうどんの食べ方としてのインパクトが強いです。味噌の種類によるものなのかとん汁にうどんを入れたような錯覚。3種の中では一番印象に残りました。やはり肉系の出汁と魚系の出汁がミックスされた複雑なスープと味噌の融合なのかもしれません。カレーつけうどん 800円スープカレーうどんとも言えそうな・・・カレーつけ麺をまだ食べていないので中華麺との比較はしにくいのですが、カレースープは濃い目の少し重い感じで、しっかりとした味付けです。一番無難にうどんに合うことが想像できますがいわゆるカレーうどん的な味ではなく、つけ麺としての美味しさが追求されています。食べ終わったらご飯が欲しくなるのかなぁ・・・と思いますが。炭水化物の摂り過ぎになるかも。以上3種類のつけ汁うどんが提供されますが、ラーメンとの勢力分布はどのようになるでしょう。当面仕込み量は相当差があるので売り切れのことも有るかと思いますが、ラーメン店のうどんで挑戦、どんな結末になるか楽しみです。追加情報うどんは茹で時間がラーメンよりも長いのでご注文の時には時間の余裕をみてお願いします。発売開始予定 2009年9月15日火曜日より 一日限定20食(予定)ご注意 画像は試作のため3種のつけ汁が提供されています。正式メニューでは注文したつけ汁1つ提供されます。また具材の内容が異なる場合も考えられます。欣家 (きんや)住所: 東京都板橋区高島平1-62-6 TEL: 03-3934-3016営業時間: 11:00~14:30 17:00~22:00定休日 日曜日駐車場 無 道路沿い南側100m先にコインパーク有り最寄り駅 都営三田線 西台駅より徒歩7分程度※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。