『さか田』　中央区銀座 [うどん] All About

あの『恐るべきさぬきうどん４巻』で取り上げられて東京ではすっかり有名になった『さか田』。うどんに興味のある人は一度や二度は足を運んだことがあるだろう。お昼時ともなれば店に上がる階段は行列で埋まる。うどんとかやくご飯のランチセットメニューが人気だ。
ここでの一番のお薦めは「ぶっかけうどん」である。冷たく締められたうどんは小気味よいほどなめらかで腰がある。大根おろしと胡麻と生姜と小ネギが薬味で鰹ベースの汁がかかっている。なぜ鰹なのかは上記「恐さぬ４」を読んでみよう。
うどんに関して言えば冷たいうどんは私の中ではベスト５に入る。うーん、ベスト３かな。ちなみに『すみた』、『山越』、『さか田』、『蒲生』、『寿庵』ってあんた自信過剰。寿庵は冗談にしろベスト４というか大好きなうどんである。

ぶっかけうどん冷

私が『さか田』に初めて行ったのは９９年だ。ちょうど讃岐へ行く直前で、本場の讃岐うどん体験をする前であった。今にして思い出してみておもしろいことは当時『すみた』や『さか田』にいってから讃岐へいくと、うどんのグレードにびっくりしないということ。もちろん価格の安さにはびっくりしたり、評判の店は美味しいというのは当然なのだが、圧倒的な差を感じないということだ。それほど『すみた』や『さか田』のうどんは私にはピタリとはまった。
『さか田』はカウンターに座るとうどん打ちの加水量や塩分量が書き出してあるのが見える。うどん作りの秘密のようなものでは有るが何とおおらかなことか。真似しようとしてもできないよという自信なのかもしれない。もちろん単位もアマチュアが普段打つ量の何倍にも相当するのでそのまま縮小しても当てはまらないのだとは思う。

温かいうどんは少し食感が粘るような気がして好みが分かれる。
夜になるとお酒も出るし宴会モードのうどん居酒屋風になる。うどんメニューも多少変化するようである。ゆっくりとうどんとお酒を楽しむ常連さんが多いようである。さぬきうどん東京エリア１、２を争うお店である。