思い出に残るワインでクリスマスを迎えたい |
いざクリスマスに向けて
街が華やぐ年に一度の贅沢な季節に普段は滅多に行かないフレンチでも、という方は結構多いのではないか。またはそう思ってなくても、彼が予約したところがお洒落なフレンチだった、という方もかなりいらっしゃるのではと思う。聞くと、特に若い方に、誘われたクリスマスディナーがフレンチ初体験だった、という声を聞く。
さて、注意したいのは12月のこの時期、フランス料理店のみならずほとんどすべてのレストランが大繁盛する時期でもある。この時期とばかり2回転させるレストラン、いやお洒落に見える「食堂」も多い。覚えておきたいことは、レストランはいつも満席になることを想定して運営されていないということだ。
様々な理由からこの時期はどうしても同じメニューにせざるを得ない。(それはそれでシェフの創造性が問われるので楽しみではあり、それを求める顧客もかなりいる)
さらにほとんどのレストランのスタッフも慢性的に足りないのでどうしてもサービスに滞りが出る。その辺の飲食事情を理解した上で、クリスマス気分の楽しい時間を盛り上げていきたいものだ。
さて、今回は気持ちときめくクリスマスのハレの日に「いかにしてワインを選ぶか」という非常に狭いテーマに絞ってみたいと思う。
特に男性諸氏、この日にいかにしていい気持ちに酔わせるかがたいへん重要なポイントになることは言うまでもないだろう。