画面をみやすくしてほしい
走りながらだと細かい数字が見にくい。実際には斜めに見るのでなおさら |
これだけ大きい筐体があるので、一目でわかるようにもっと大きい表示、複数データの表示などの工夫もしてもらいたいところです。クロノグラフ機能はない(ラップを記録できない!)ので、別途にウォッチを利用しなければならないことも不便です。
胸を締め付けず心拍数を測れる
適性ピッチか否かをランプの色で教えてくれる。赤くなったらオーバー |
音楽が疲れ感を軽減してくれる
ランニングのペースとピッチには大いに相関関係があります。ガイドも以前、ピッチ計測できるウォッチを使っていたときは、タイムは気にしなくてもピッチ数を見るだけで速度をコントロールし、思った通りにペース配分できました。そのためには、レース距離に合ったピッチ、上り坂下り坂時のピッチの変化など、状況に応じた自分の適性ピッチ情報をつかんでおく必要があります。ガイドは、マラソンの後半などになると筋肉疲労対策で、ピッチ走法とストライド走法を繰り返すような走りをするのですが、そんな場合のそれぞれのピッチ数も頭に入れておきます。
ピッチ計のついたウォッチの中にはピッチ音を鳴らせる機種もありましたが、BODiBEATはそのピッチ音をピッチ音楽に変えたマシンととらえるとわかりやすく有効に使えるのではないかと思います。ピッチ音は無機的で長く聞いているといやになってきますが、音楽ならそんなことはありません。かえって疲れ感を軽減させてくれます。
モードによってはコーチ役を果たしてくれる
BODiBEATに導いてもらおうと思っても、モードによっては思うようにリードしてくれません。特に「フリーワークアウトモード」では、BODiBEATがランナーのピッチに追随してしまうようにこの傾向が顕著です。一方、フィットネスモードやトレーニングモードならボディビートはコーチ役を果たしてくれます。モードの特性を知り、使い込む中から自分の歩幅や適性ピッチを把握して設定をカスタマイズするほどに生きてくるマシンかと思います。自分のピッチをしっかり把握し、細かくカスタムの設定をすれば正確さが増してきます。
おすすめはBF-1。体験会で借り出してみよう
各地の大会で体験できるブースを出している。ぜひ試してみよう |
BODiBEATには、新製品BF-11(29800円)と価格が2/3のBODiBEAT BF-1(19800円)の2種類があります。その差はカラーとメモリー容量だけとのことです(ソフトが異なるが、ダウンロードで補える)。ランニング用としては、価格が2/3のBODiBEAT BF-1がお買い得だと思います。
つくばマラソンで実施されたように、しばらくの期間、月に2~3度各地のマラソン大会会場で「体験貸出と即売会」を行うということですので、出場大会にYAMAHAのブースがあったらぜひ体験してみてください。販売店情報はメーカーの製品サイトをご覧ください。
次回は金哲彦さんが監修するエクサミュージックと、運動と呼吸と心拍のリズムが近づくとパフォーマンスが上がるというカップリング理論をご紹介する予定です。
<関連リンク>
YAMAHA BODiBEAT
走るテンポで音楽を再生する「BODiBEAT」