体と音楽の一体感を創り出すBODiBEAT

BODiBEAT BF-1 大きさが気になるが、案外軽くて腕振りを妨げない。イヤホンと脈拍を計測するイヤクリップが付く
BODiBEAT BF-1 大きさが気になるが、案外軽くて腕振りを妨げない。イヤホンと脈拍を計測するイヤクリップが付く
イヤホンから流れる音が走りをガイドしてくれる、そんなデジタル機器何種類か出ています。パイオニアとなったのは、NIKE+iPodでしょう。これは「Nike+iPod nanoでランニング楽々管理」でもすでに取り上げました。そして発売1周年を迎えたエクサミュージック。それを追ってYAMAHAからBODiBEATが発売されました。

今回は、音楽のYAMAHAから10月にニューモデルが発売されたBODiBEATに焦点を当ててみました。

ランナーの心拍数を耳たぶにつけるセンサーが、ピッチを上腕にアームバンドで装着したBODiBEAT本体が感知し、その心拍数とピッチ、さらに事前入力しておく個人情報を加味して、目的別のランニングパターンに合ったテンポの音楽を再生します。しかも、その再生音楽は、お好みで入れる曲データだけでなく、マシンに予め入っているデータ(音源素材数2000)もあるし、デジタルミュージックならお手の物のヤマハならではの、マシンが自主作曲!?してしまうデータもあるというデジタルさ。これを11月22日のつくばマラソン及び日常の中長距離練習で使用してみました。

つくばマラソンを走ってみたら……

速度グラフにくっきりと走績が
速度グラフにくっきりと走績が
つくばマラソンでは、機器がランナーのピッチに合わせてリズムを変化させるという「フリーワークアウトモード」で走りました。スタート後10kmぐらいは人混みが激しく走りたいペースで走れません。するとリズムもゆっくりになり、まったりの癒しモードにはまってしまいました。のんびり走り続けるにはいいかも。安定ペースになるまではボリュームを下げ、音を聞こえなくするような工夫も必要かもしれません。

機能と使い勝手に慣れる必要はある

ピッチに合わせてマシンが勝手に曲選び、曲作り
ピッチに合わせてマシンが勝手に曲選び、曲作り
この機械のクセ(というか特性)に慣れてきたのは、中間点を過ぎた頃から。自分で速度が落ちてきたなと思ったら、速めるとやや遅れてテンポの早い音楽になるので、その後は音楽が変わらないように気をつけて走るというようにしました。走りに集中できなかったかわりに、音楽や操作に気を取られて案外疲れも感じずにフィニッシュ。あとで速度変化のグラフを見ると、2回トイレに行ったところでくっきりとスピード0に。アバウトに歩幅設定したのですが、案外距離は合ってました。

トレーニングモードではすべてのパターンのモードを使ってみましたが、自分に合っていたのは一つもなし。既設定モードに頼らずカスタム設定が必須です。

速度算出の基礎データが、事前入力の歩幅に頼るため、入力した歩幅が実際の走行時の歩幅と異なる(誤りだけでなく、途中の坂とか疲労、フォーム変更等)と、算出される速度も異なってしまい、ランナーのピッチと合わない音楽が再生されることになります。ロボットがだまされるわけ。利用シーンや目的にはまると有効ですが、変化に富んだ走り方やコース走行時には注意が必要です。

マシンが曲を提供してくれるありがたさ

マシンに入っている音楽と音源がありますが、加えて自分で曲を入れられます。ガイドの場合ジョギングで160~170、フルマラソンで184~186ぐらいです。いろいろとバラエティに富んだジャンルからテンポの早そうな音楽を含むアルバム7枚分ぐらいを入れましたが、ランニング向けの速いピッチを刻む音楽は少ないもので、ランニング用に使えると表示がでたのはわずか1曲。それもテンポ147。ほとんどが110~130くらいで使い物にならないという結果で、結局その音楽は未使用でした。

製品に最初から曲が入っているということは、けっこうありがたいポイント。おまけに理論上10万曲を生成できるというので、飽きることもないでしょう。自分で楽曲を添付ソフトによりパソコンに取り込むと、その曲のテンポが解析されて表示されるのですが、これが意外な曲が早かったりしてけっこう面白いです。

それでは、今度はBODiBEATの3つの使用モードをそれぞれ見ていきましょう。◎の機能もあれば、再設定必須のモードもあります。