ジョギング・マラソン/その他のマラソン大会レポート

シドニーマラソン、走ってきました。(5ページ目)

エントリー数3万人を突破、日本人参加者も大増加したシドニーマラソン2009。フルマラソンと9kmブリッジランに参加取材を敢行しました。海と緑のリゾート都市シドニーでのマラソン大会、よかったですよ。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

どのコースも観光ハイライトを通過

スタート会場から振り仰ぐシドニーハーバーブリッジ。どこから見ても絵になる
スタート会場から振り仰ぐシドニーハーバーブリッジ。どこから見ても絵になる
シドニーマラソンの大きな良さの一つには、4kmのファンランも9kmのブリッジランも、ハーフもフルマラソンもみなシドニー観光のいいところを通るということがあります。

それにシドニーマラソンの空は、これまで走った都市マラソン大会で最も美しかったと思います。アップダウンが多くて記録を出すのは難しいかもしれないですが、コースは変化に富んでいてマラソンを楽しめる大会だと思いました。

おまけですが、力走のおかげで私は年代の部で1位になることができました。ほかにも年代の部で1位になった日本人参加者が何人かいるようです。年代の部が5歳刻みになっているのも入賞を狙うシニアランナーには歓迎すべき点ではないでしょうか。

次回の目標は日本人参加者1000人

乳母車を押しての参加者もけっこういる。みんなこうしてランナーになったのだろうか
乳母車を押しての参加者もけっこういる。みんなこうしてランナーになったのだろうか
レース当日夜、高橋尚子さんや大会支援企業のひとつカンタス航空の関係者の方と話す機会がありましたが、来年はぜひ日本人参加者1000人を実現したいとのこと、高橋尚子さんもお呼びがあればぜひまたピストルを撃ちたいとのことでした。

シドニーは、ランナーにとって絶好のロケーションやランニング環境を備えたリゾート型都市です。オーストラリアの人口や、地続きの隣接国がないという条件から、シドニーマラソンをゴールドラベル級の大型大会化するのは無理でしょうが、大型化することばかりが至上ではありません。シドニーマラソンは、ランナーを十分に満足させてくれる大会だと思いますが、1000人といわず日本から2000人ぐらいの参加者があってもおかしくないような気がします。

問題は費用でしょうか。シルバーウィークということで、燃料サーチャージ無料でも今回の3人の派遣費用はかなりの負担でした。今後どのように日本人ランナーに受け入れられていくのか見守りたいところです。

ちなみに今年のエントリー数は、フルマラソン2796人(昨年比125%)、ハーフ7604人(124%)、9kmブリッジラン15100人(122%)、4kmファミリーラン6514人(145%)とオーストラリア人の参加も大幅に増えています。

ジョギングでシドニー観光してみました。」では、ランナーの立場から見たシドニーをご紹介したいと思います。早起きして走っていると都市の顔が見えてきます。これからオーストラリアでのマラソン大会に参加する方に参考になる情報もご紹介できると思います。また、びっくりするような貴重な体験もしました。お楽しみに。



<関連リンク>
シドニーランニングフェスティバル 公式ホームページ
シドニーマラソン日本語版公式サイト
カンタス航空シドニーマラソンガイド
やどかりラウンジ シドニーを走る
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