ジョギング・マラソン/健康とジョギング・マラソン

超スロージョグがシニアライフを豊かに(3ページ目)

寝たきりを防ぐ、風邪に強くなる超スロージョギング。ジョガーの健康保険料は下げてもいいのでは? 前回、前々回に紹介した健康効果と併せて、健康へのランニング効果をまとめました。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

ガンを予防するのでは?

おしゃべりできるニコニコペースで
おしゃべりできるニコニコペースで
自分がガンになっていて、こんなことを言うのもおかしいかもしれませんが、ランニングはガン予防に間接的にですが効果があるのではないかと思っています。その理由ですが、ランニングによって変わる生活習慣がガン予防で推奨される生活習慣と近いからです。

まず、もっともガンの原因として問題になる「喫煙習慣」。私のランニング人生からすると、「喫煙習慣」を持ったランナーはほんの数名。もともとランニングを始める人には「喫煙習慣」のない方が多いようですが、ランニングを始めてから禁煙した人もかなりいます。ランニングしていなくても禁煙者は増えていますから、ランニングの禁煙効果を確認するのは容易ではありませんが、確かにあるのではないかと思います。

次に、生活習慣の規則化。ランナーの皆さんの走る時間はほぼ一定しているようで、それに伴い、起床、食事、睡眠時間も規則化していくようです。特に食事を規則正しく摂るとか、毎日十分の睡眠時間を取るというように「規則正しい人」になっていくような気がします。

ランニングを始めると、以前より食事にも注意を向けるようになります。脂肪分、糖分の摂取を減らし野菜を摂り、間食を減らすというように、次第に食事が模範化していくように思います。

以上のような理由で、ランニングの継続はガン予防にある程度効果的に働くと思うのです。

超スロージョギングは姿勢正しくニコニコと

さて、超スロージョギングのやりかた。そんなに難しいことではありません。

・背筋を伸ばしてすくっと立つ。
・アゴを上げる(顔を上げる)
・着地のショックがない程度にジョグ(足首を使って体を押しだそうとしたり、足を大きく振り出さない)
・ニコニコして走る(仲間がいたらおしゃべりしながら走る)
・1日にトータル30分走る(分割していい。疲れたら歩いても止めてもいい)

腕は良く振った方がいいように思います。リズミカルになるのと上半身の運動になるからです。

以下は、注意点。

・膝が痛む人は走らない
・心臓病などで治療中、要観察の方は医師に相談の上で
・肥満の方は、当面走らずにウォーキング(膝故障を防ぐため)
・走り出す前に水分を摂る
・体調が悪かったら走らない

どうですか。簡単でしょう。ジョギングに興味があっても、とてもできなさそうと思っていた方もこれならできるかも、と思っていただけたら嬉しいのですが。



<関連リンク>
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