ジョギング・マラソン/ランニングシューズ、ウェア、グッズ紹介・選び方

カテゴリー別初心者向けランニングシューズ(4ページ目)

初心者向けランニングシューズは、フラッグシップモデルと共に各社腕の見せ所。対象が千差万別なので、置くポイントも各社各様です。新聞社のランキング企画に各社から推薦されたモデルをガイドの視点で評価。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

万人向きの「ミドル級」

ウェーブライダー11(ミズノ 12600円)
ウェーブインスパイアー4(ミズノ 12600円)
ウェーブ恵里草ー3(ミズノ 9345円)
バランスの良いミズノ製品(上からミズノウェーブライダー11 12600円、同インスパイアー4 12600円、同エリクサー3 9345円)。この中ではウェーブライダーがイチオシ。エリクサーは今回テストモデル中最安値。サブにおすすめ

次に300g前後のカテゴリーに入るモデル群です。ヘビー級に対してミドル級とでもいうべきカテゴリーで、万人向きというカテゴリーで選ぶというならこのクラスになるでしょう。

頑丈さは多少犠牲になるものの、その分軽快さが勝ってきます。クッションと安定性を得るためにはソールが大きくなるのですが、そうすると重くなる、この二律背反をどのレベルや技術で解決するのか、そこがメーカーの腕の見せ所です。

ミズノの3点はいずれもこのカテゴリーのモデルで、3点とも良く似たテイストの製品でした。特にウェーブライダー11(12600円 310g)とウェーブインスパイアー4(12600円)は形も履きごこちも高いレベルでよく似ています。今回のテスト群の中ではもっとも万人向けといえるのではないかと思います。

新聞のランク付けでは2位に入ったウェーブエリクサー3(9,345円)は、機能のバランスはとれていますが、全体的にウェーブライダー11やウェーブインスパイアー4よりやや劣る感触を受けました。価格の差が現われている感じです。

アディゼロテンポ(アディダスジャパン 11445円)
アディゼロテンポ(アディダスジャパン 11445円)。衝撃吸収のフォーモーションシステムは秀逸。下り坂に弱い初心者ランナーにとって強い味方。超長距離走にも向く
軽快さとクッション性の良さでは、カカトへの衝撃吸収力で群を抜いていたアディゼロテンポ(アディダスジャパン 11445円)。高位に推したいモデルです。

ゲルエクセル(アシックス 10290円)はがらの割に軽く足入れも良好、屈曲性もあって早く走る人にも向いています。ジョギング専門ならニューヨーク(アシックス 12075円)を推薦します。

M965(ニューバランスジャパン 12390円)も安定性とフィット感のよいモデルで長距離を走る人におすすめです。

カリバスワイド(プーマジャパン 14490円)
カリバスワイド(プーマジャパン 14490円)価格は張るが、それに見合ったクッショニング性能と走りやすい屈曲性などバランスもよく取れた、納得の一足
カリバスワイド(プーマジャパン 14490円)もソフトなクッション、優れたフィット感の履き心地の良いモデルでいい感じですが、シューレース(靴紐)のはと目がやや深い部分にあり、締め具合の調整がやりにくいのが難です。シューズにフットポッドやチップなども取り付けにくいでしょう。ユニークな形状が災いしています。
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