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2ヵ月半の準備期間でフルマラソン挑戦!2(8ページ目)

レースまで2ヶ月を切り、チャレンジャーも張り切って自主練習を積んできた様子。そんなときに陥りやすい落とし穴も。増田明美さん、白戸太朗さんが、直近の調整法と海外マラソンの楽しみ方を語ります。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

集団に引っ張ってもらおう

特派員のナカタ君に増田さんが伴走でコーチ。こんな経験なかなかできません
特派員のナカタ君に増田さんが伴走でコーチ。こんな経験なかなかできません
増田 あと私が思うには、気持ちを飽きさせない、いつもわくわくするような気持ちの維持っていうのかしら、そういう工夫をすることが大事だと思うんです。集団の中で他のランナーを観察して気分転換をするとか。集団の中にいると楽なんですよ。自分のリズムに合う人を見つけて、後に付くんですね。波に運ばれる感じでいけちゃいます。その集団に飽きたら、また違う集団に乗り換えて引っ張ってもらう。マラソン経験が少ないときは、そういうふうに人に助けてもらうマラソンをするのが楽だと思う。

白戸 自分のペースと違う人に付いて行ってしまうと後で大変なんですけど、自分の同じくらいのペースの人って1時間過ぎたあたりから出てくるもんなんですね。

増田 そういう人を探すといいですね。私の夫(大会で「増田明美の夫」のゼッケンを付けて走っている増田さんのご主人が同席しており、そちらに向かって)なんか必ず魅力的な女性の後に付いている。男性の後につかないもんね、いつも(ご主人うなづき、会場爆笑)。

注意!興奮してオーバーペース

白戸 それもモチベーションの一つですね。海外には結構いろんな方がいるので楽しいですよ。ただひとつ気をつけなきゃいけないのは、人のペースに惑わされてオーバーペースになってしまうこと。特に今回のベルリンのような海外、そして大きな大会になると、参加者が3万人、4万人といる、花火がバァーンと上がる。

増田 音楽もやるし、ドイツ語、英語のアナウンスもノリがいいから煽られちゃって興奮してね。抑えていってもペースが速いですよ。う~んと抑えていかないと。

白戸 何ヶ月も前から、ベルリン、ベルリンってやってきたんだから興奮して当然。興奮することとペースを守ることは相反するのですが、やっぱり気を付ける。ホノルルなんかでもいっちゃったでしょ。たいして練習もしてないのに、つい頑張っちゃう。

増田 ホノルルってクリスマスの前だから、イルミネーションがきれいで。何か幻想的な風景ですもんね。

白戸 暗いうちにスタートするからペース感覚もよくわからなくてぱぁーっと走って、暑くなってペースはパタッと止まるんですね。ホノルルの一番辛いところです(笑)。

これは結構経験を積んでいる方でもそうですよ。ある程度練習しているので最初の10km、20kmはペースが速くてもいけちゃうんですが、後半に地獄が待っているんですね。
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