集団に引っ張ってもらおう
特派員のナカタ君に増田さんが伴走でコーチ。こんな経験なかなかできません |
白戸 自分のペースと違う人に付いて行ってしまうと後で大変なんですけど、自分の同じくらいのペースの人って1時間過ぎたあたりから出てくるもんなんですね。
増田 そういう人を探すといいですね。私の夫(大会で「増田明美の夫」のゼッケンを付けて走っている増田さんのご主人が同席しており、そちらに向かって)なんか必ず魅力的な女性の後に付いている。男性の後につかないもんね、いつも(ご主人うなづき、会場爆笑)。
注意!興奮してオーバーペース
白戸 それもモチベーションの一つですね。海外には結構いろんな方がいるので楽しいですよ。ただひとつ気をつけなきゃいけないのは、人のペースに惑わされてオーバーペースになってしまうこと。特に今回のベルリンのような海外、そして大きな大会になると、参加者が3万人、4万人といる、花火がバァーンと上がる。増田 音楽もやるし、ドイツ語、英語のアナウンスもノリがいいから煽られちゃって興奮してね。抑えていってもペースが速いですよ。う~んと抑えていかないと。
白戸 何ヶ月も前から、ベルリン、ベルリンってやってきたんだから興奮して当然。興奮することとペースを守ることは相反するのですが、やっぱり気を付ける。ホノルルなんかでもいっちゃったでしょ。たいして練習もしてないのに、つい頑張っちゃう。
増田 ホノルルってクリスマスの前だから、イルミネーションがきれいで。何か幻想的な風景ですもんね。
白戸 暗いうちにスタートするからペース感覚もよくわからなくてぱぁーっと走って、暑くなってペースはパタッと止まるんですね。ホノルルの一番辛いところです(笑)。
これは結構経験を積んでいる方でもそうですよ。ある程度練習しているので最初の10km、20kmはペースが速くてもいけちゃうんですが、後半に地獄が待っているんですね。