やっぱり体の芯に疲れが残る
しかし、自宅に帰ってからがたいへん。体を動かしたほうが早く疲れがとれるだろうとでかけたジョギングの苦しいこと。だるくて、体調を崩したような感じがし、落ち着くのに一週間かかったとのことです。「無理しなかったせいか、筋肉痛は残らなかったんですが、心肺機能が疲れ果てて」
「来年も出ますか?」の質問に、「簡単に、『次また出たい』なんて言えないです。大会後の一週間を考えた体づくりをして臨まなきゃならないでしょうけど、そんな体づくりの自信が……。でも100kmウルトラマラソンは簡単に走りきれるものじゃないですが、谷戸さんが言っていたように『フルマラソンが走れれば100kmを完走できる』という言葉は本当だと思います」
と言いつつもほかの100km大会にも興味がわいているそうですから、きっとまたどこかの大会に……。
100kmの次にランナーが挑むものは
フルマラソンを完走するだけでもすごい、と思いますが、フルマラソンに飽き足らず、その倍以上の100kmにチャレンジするランナー。ランナーの目指すものはとどまるところを知りません。ランナーは100kmという距離を最後に落ち着くのでしょうか、それとも。もし100kmでももの足りなくなったランナーは、次に何を目指すのでしょうか。次々回くらいに、100kmウルトラマラソンにも飽き足らなくなったランナーをご紹介します。そこにはランニングを楽しむ究極の姿が見えているようにも感じました。
第10回大会は2008年は4月28日(日)に開催されました。
■参加費100km13,000円、60km11,000円
■出場70人中62人で完走率89%。62人の完走者中26人が初出場。60kmの部は出場19人中完走者18人で完走率95%。100kmの優勝タイムは7時間32分35秒、最終完走者は14時間38分24秒。
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奥熊野100kmマラソン
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