ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソン関連情報

ウルトラマラソンの魅力 奥熊野の手作り感(2ページ目)

ウルトラマラソン第2弾! ウルトラマラソン初挑戦ランナーの奥熊野100mチャレンジ。どんな気持ちでウルトラマラソンへの参加を決めたのか、走ってみたらどうだったのか、生々しい感想をお届けします。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

人気のウルトラ大会には多彩な魅力が存在

出場者の一言が載っている出場者の顔ぶれパンフ。こんなことまでしてくれるのがミニ大会ならではの良さ
出場者の一言が載っている出場者の顔ぶれパンフ。こんなことまでしてくれるのがミニ大会ならではの良さ
ウルトラマラソンにも大きな大会、小さな大会といろいろあります。日本陸連から公認されている参加者2000名以上を集める大会から、出場者100人にも満たないようなミニの手作り大会まで。比留間さんが選んだのは、どちらかといえばミニ、しかも自宅からは遠く離れた「奥熊野100kmマラソン」でした。世界文化遺産に指定された熊野は、一度行ってみたかった場所とのことで観光も兼ねての参加です。

ウルトラマラソンは、とにかく長時間・長距離になるので単に走りやすいか否かだけではなく、景色や名物などの観光資源が取り込まれているか否かが人気に反映するように思います。ただし、100kmコースを通行止めにするわけにもいかないので、交通量、信号の少ないコース作りには苦労されているようで、広域に及ぶ地元の理解と協力は欠かせません。こうした条件をクリアしたコースはサロマ湖、四万十川、阿蘇カルデラ、そしてこの奥熊野など、都会から行くには交通不便な所になってしまいます。しかし、日本の良さを発見するにはいい機会になるともいえそうです。

ボランティアで運営する手作り大会

ボランティア宅が補給所。心温まる接待に疲れも癒される
ボランティア宅が補給所。心温まる接待に疲れも癒される
奥熊野100kmマラソンは、故 横井征一郎氏(平成9年のTBSの筋肉番付・日本縦断マラソン3,439kmの完走者)がコース設定し、地元のランナー仲間や町おこしグループ、コース沿線のボランティアの皆様が中心となって運営する手作りの大会です。

コースは世界遺産の那智の滝周辺をスタートし、那智勝浦町の山中を巡り、ゴールは同じく世界遺産の補陀洛山寺横。2008年は60kmコースも新設されました。第10回の記念大会は高石ともやさんが100kmコースに参加し、しかもゴール後すぐに補陀洛山寺にてミニコンサートを開催するというおまけつきでした。

「小規模な大会ですが、一人でも多くのランナーに熊野のすばらしい自然と、地元ボランティアのサービスで、気持ちよくゴールしてもらえる大会を目指しています」と大会事務局。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます