人気のウルトラ大会には多彩な魅力が存在
出場者の一言が載っている出場者の顔ぶれパンフ。こんなことまでしてくれるのがミニ大会ならではの良さ |
ウルトラマラソンは、とにかく長時間・長距離になるので単に走りやすいか否かだけではなく、景色や名物などの観光資源が取り込まれているか否かが人気に反映するように思います。ただし、100kmコースを通行止めにするわけにもいかないので、交通量、信号の少ないコース作りには苦労されているようで、広域に及ぶ地元の理解と協力は欠かせません。こうした条件をクリアしたコースはサロマ湖、四万十川、阿蘇カルデラ、そしてこの奥熊野など、都会から行くには交通不便な所になってしまいます。しかし、日本の良さを発見するにはいい機会になるともいえそうです。
ボランティアで運営する手作り大会
ボランティア宅が補給所。心温まる接待に疲れも癒される |
コースは世界遺産の那智の滝周辺をスタートし、那智勝浦町の山中を巡り、ゴールは同じく世界遺産の補陀洛山寺横。2008年は60kmコースも新設されました。第10回の記念大会は高石ともやさんが100kmコースに参加し、しかもゴール後すぐに補陀洛山寺にてミニコンサートを開催するというおまけつきでした。
「小規模な大会ですが、一人でも多くのランナーに熊野のすばらしい自然と、地元ボランティアのサービスで、気持ちよくゴールしてもらえる大会を目指しています」と大会事務局。