トレイルランシューズの特徴と選び方1足型に合ったモデルがベストシューズ
こんな山稜もトレイルランシューズを履けば楽々走破 |
まず、トレイルランシューズはがっちりしているということです。これはいいことばかりではありません。足に合っていないと足へのアタリも酷いことにつながります。したがって、よくよく自分の足型にあったシューズを選びましょう。ここでは、定評のあるモデルとシューズアドバイスのプロの目から見て推薦できるモデル4種を紹介しましたが、たとえ評判の良い定番モデルであっても必ずしもそれが自分の足型に合うとは限りません。足に合っていなければ、どんなに評判の良いモデルでも足に合った他のモデルに及びません。ここに記した内容は、あくまでも選ぶ上での参考にしてください。
足に合わせるときには、実際に履く靴下も持参して試し履きしましょう。大きな登山用品店では、店内に山道のような不整地や坂を造って試し履きさせています。そこで満足のいく履き心地の一足を見つけてください。なお、靴下は薄手の素材のものはやめておきましょう。これは、異物が靴の中に入ったときに痛いからです。くるぶしを保護する上から、くるぶしの上まである靴下がいいでしょう。
トレイルランシューズの特徴と選び方2ソールパターンを脳裏に置いて走る
次に、トレイルラン専用シューズは、ソールパターンに大きな工夫があります。ここで解説したような機能を持っているので、自分の履いているソールパターンを頭に入れて走ってください。そうすれば、パターンを路面に食い込ませたり、路面の凹凸に引っかけるつもりで着地することで滑りを防ぎ力を地面に伝えることができます。それでこそソールパターンが生きてきます。トレイルランシューズの特徴と選び方3使用後はクリーニングを
いずれのモデルも工夫が進み、通気性、クッション性、反発力、安定性、爪先のガードなどにそれぞれ特徴はあってもレベルに達していないというようなシューズはひとつもありません。安心して履けます。ただし、すべてについて言えますが、ロード用のランニングシューズに比べるとがっちりしているが故に、通気性が悪くなります。それでいてトレイルは露や湿地で濡れたり汚れたりすることが多くなります。使用後はよく洗い、しっかり陰干しするなどメンテナンスに気を配ってください。トレイルランシューズの特徴と選び方4同じコースをランニングシューズで走る
最後に、トレイルはなにもトレイルラン専用シューズを履かなければ走れないというものではありません。ジョギングシューズや、コースによってはマラソンのレース用シューズでも走れます。しかし、山道に慣れていない人にとってはトレイルランシューズの安定感は何ものにも代え難いでしょう。その良さを知るためにも、クロカンコースや簡単なハイキングコースをまずランニングシューズで走り、次にトレイルランシューズで走ってみることをおすすめします。トレイルランシューズとはどういう機能を持ったシューズで、どういう場所で威力を発揮するのか、とりあえず実感してもらえると思います。ハイキングにもトレイルランシューズのススメ
ハイキングをする人もいると思いますが、トレイルランシューズはおそらくハイキングシューズ以上にハイキングに向いているのではないかと思います。軽量性や路面のグリップ力の良さで、快適にハイキングを楽しんでいただけると思います。ただし、アウトソールの耐久性はハイキングシューズに比べると多少犠牲になっているようです。シューズ代より安全性を重視したいハイカーにおすすめします。しかし、高山になって荷物が増えるようなハイキングや登山だと、剛性が登山靴に及ばないので、足下がふらつくというようなこともあるでしょう。かなり足がしっかりできている人ならいいですが、初心者の方にはおすすめしません。やはり専用のハイキングシューズや登山靴を選びましょう。
<関連リンク>
新緑の森を駆け抜けるトレイルラン入門
夏場はトレイルランで逞しさを身につける!
注目トレイルラングッズ-パック・ウエア
さかいやスポーツ
モントレイル
バスク
サロモン
ザ・ノースフェイス