遊ランのエチケットと工夫、注意
静謐さを尊ぶ寺社の境内や博物館、美術館などではお静かに |
■持ちもの
・ザック
着替えなどはコインロッカーや車にとどめ、必要最小限のものを小さなバッグに背負って走るのが快適。
・飲み物
観光地ならどこでも飲み物ぐらい手に入りそうなものですが、こまめに給水するためには、500mlのペットボトル1本分は持ちましょう。
・お金
いざとなったらものをいうのはお金。途中の買い食い、入場料に必要。
・地図
地図がなければ迷子必然。ビニール袋に入れておきましょう。ガイドブックでポイント情報(お食事どころ、タクシー会社の電話番号など)は書き込んでおきます。
・携帯電話
迷子になったり、なにかの時にお役に立ちます。
・ウインドブレーカー
立ち止まっての見学や飲食時に体が冷えるのを防ぎます。
・タオル
やはり途中で立ち止まるときに、汗をぬぐうために。
予定コースを地図にマークすれば、その距離や高低図などが作れるフリーソフト「カシミール3D」の使い方を覚えておくと便利 |
■コース設定
・スタート・ゴールは温泉か銭湯
温泉浴場近くにロッカーや駐車場があれば、そこをスタート・ゴールポイントにできれば最高! 銭湯でもいいでしょう。あらかじめ、ネットや観光協会に問い合わせて情報を仕入れておきましょう。
・なるべく早い時間に
シーズンの有名観光地や祭りなどに重なると中心部はとても走れません。でも、早い時間なら意外に人も車も少ないもの。ひっそりとした古い町並みや並木道というのは風情もひとしおです。
・距離は地図ソフトで調べておく
距離がわからず走るのは不安なもの。近いと思って往復コースを行ったところが意外に距離があり、帰りに往生したなんていう経験があります。あらかじめカシミール3Dなどの地図ソフトでコース図を作り、距離も割り出しておきます。
・コース状況の調査 観光協会、宿泊した宿に聞く
できることなら、ランニングに向いた快適なコースを走りたいもの。ランニング、散歩に向いたルートを観光協会などに聞いておきます。ホテルや旅館に宿泊したら、地図を入手しましょう。ウオーキングマップを用意しているホテルはかなりありますし、ジョギングマップを用意しているホテルも増えてきました。
■観光地でのエチケット
・歩行者に細心の注意
歩行者に比べれば、ランナーのスピードはかなりのものです。観光地なのでランナーの接近に気が付かず、いきなりストップしたり進行方向を変える歩行者の方もいます。歩行者を抜くとき、すれ違いは徐行しましょう。
・汗を拭きだしたままにしない
ほかの観光客が涼しい顔をしている中で、ひとり汗を拭きだしているというのもスマートじゃありません。タオルで汗をぬぐって拝観したりショッピングを楽しんでください。
全国に増えよ! 「遊ラン」コース
東京マラソンのコースにもなっている皇居前内堀通りは「日本の道100選」 |
でも、観光名所巡りでなくても日本の道100選に選ばれた道をはじめとして、「線」がすばらしい遊ラン推薦コースがたくさんあります。東京マラソンのコースの一部である皇居前の内堀通りもその一つ。全国にも身近なところにも、お薦めしたいコースがたくさんあるのです。
全国の観光関係の方々にも、おすすめジョギングコースの設定をぜひ推進していただきたいですね。新しい観光資源としても期待できると思いますよ。
<関連リンク>
なんでも100選 日本の道100選
毎日らいふ