「東京マラソンは寒かったー。コンディションが良ければもっと好記録が出せたのに」と語るムネオ先生 |
マスコミ挙げてのバッシングの末に国策捜査で起訴され、胃ガンに冒され、それでも新党大地を立ち上げて衆院議員に北海道地方区でカムバック当選を果たした、鈴木宗男衆院議員です。選挙地盤でもない東京の大会に、59歳でフルマラソンチャレンジしたムネオ先生のマラソンにかける思いとは何か、お聞きしました。
ムネオ先生、突然の10kmレース完走
平成16年3月14日 胃ガンで胃摘出手術後4ヶ月で東京シティマラソン10kmを完走。タイムは47分28秒 |
ガイド:一時、先生についてのニュースというとお騒がせのニュースばかりで、正直ムネオ像にそんなイメージもあったんですが、ガン手術後そんなに経っていない体で東京マラソン完走のニュースを聞いて、「あれ、これは違うぞ」というような感じを持ったんです
■鈴木宗男氏の東京マラソンスプリットタイム
地点 | 通過タイム | スプリット |
5km | 0:36:36 | 0:27:59 |
10km | 1:04:32 | 0:27:56 |
15km | 1:31:34 | 0:27:02 |
20km | 1:59:18 | :27:44 |
25km | 2:26:57 | 0:27:39 |
30km | 2:55:11 | 0:28:14 |
35km | 3:25:24 | 0:30:13 |
40km | 3:54:32 | 0:29:08 |
goal | 4:07:40 | 0:13:08 |
ムネオ先生:ぼくが運動を始めたのは、ちょうど40歳になったときですよ。今から19年前。昭和63年5月21日、ノサップ岬マラソンに出たのが最初です(記録=10km 1時間3分50秒)。
ガイド:どんなきっかけで出場されたんですか?
ムネオ先生:開会式で挨拶しておりましたら、出席者の方から「こらっ! 政治家は口先だけだ。お前がそうではないなら、お前も走れ」と。これは領土返還運動のマラソンですよ、外務省が後援しての。そう言われてね、私もバカなもんでね、そのときぶっつけ本番で走ったんですよ。
ガイド:準備もなく1時間3分はいいタイムですね。
ムネオ先生:いやいや、1時間3分は相当遅いですね。時速9.5kmくらいでしょう。
ガイド:いや、10km走りきるのだって大変ですよ。
ムネオ先生:そしたらマメはできるし、足は痛くて大変でしたよ。そこで、これじゃいかんと。1回走ったら来年も出なきゃいかんと。そこでちゃんとトレーニングしたらね、翌年は54分12秒ですから、9分半くらい縮めましたね。で、その翌年は46分とグンと縮めましたね。
平成3年というと今から18年前ですね。ノサップ岬マラソンが始まったちょうどその頃から運動を始めたっていうのは理由があってね。渡辺美智雄先生が体を壊す、田中六助先生が亡くなる、安倍晋太郎先生が体を壊す、玉置和郎先生が体を壊して亡くなる……。政治家はみんな60歳を過ぎたら体がおかしくなっていますね。
みんなに言えることは、ゴルフぐらいしかやっていないんですね。で、一番手軽な運動は何がいいかというとこれはジョギングだと。ちょうどその頃、金丸信先生を応援されている方がスポーツジムをオープンしましてね、金丸先生がこれに入会しろと言う。バブルの時代だから入会金はちょっと高かったんですが、親分の命令ですから入会したというわけです。
ガイド:資本がかかってますね。
ムネオ先生:そう、資本がかかっている。でも、その頃から健康に気をつけて走り始めた。初めてフルマラソンを走ったのは平成6年のNAHAマラソンです。