4/4 東京マラソン、一足お先に試走しました [ジョギング・マラソン] All About

ここから辛いよ　銀座～ゴール

隅田川を渡り佃大橋。開発急ピッチの臨海エリアを眺めて渡る

銀座を離れると急に寂しくなります。築地の交差点でまた新大橋通りへ。大きな石造りの築地本願寺を右に見て入船橋交差点（東京メトロ有楽町線新富町駅）で右折、佃大橋に向かいます。

いよいよ隅田川を越えて埋め立て地に入ります。佃大橋の上は吹きさらしですが、おそらく季節風が追い風になっているでしょう。試走の時は橋の上に上がるのに階段利用でしたが、大会ではなだらかな車道を上がります。

この後何本もの川や運河を渡る橋が待ちうけています。月島（東京メトロ有楽町線線、都営大江戸線月島）を過ぎ、Ｔ字路（春海橋西）を左折したところの春海橋が手ごわそうです。

残り5kmのこのあたりからトップグループは大詰めの戦いになるでしょう。落ちこぼれた選手を後続の選手が拾うというようなシーンも見られるはずです。橋の上は吹きさらしですから、元気を失いジョグモードに入った参加者には、体が冷え込む辛いラスト5kmです。応援も少なそうですから、自分で自分を奮い立たせなければなりません。

豊洲（東京メトロ有楽町線豊洲）に入るとマンションも多く、ちょっと賑やかになります。ショッピングセンターやコンビニもあります。東雲橋（しののめばし）を渡り、東雲１丁目交差点で右折。交差点手前が40kmポイントです。

ついに到着、東京ビッグサイト

有明コロシアムが目に入れば、あと少し。ゆりかもめの高架下に沿って首都高速湾岸線と東京臨海高速鉄道りんかい線を越える跨線橋を渡りますが、これが最後のハイライト。

トップ争いがここまで続いているなら、この坂の登り下りは壮絶な戦いになるでしょう。サブスリー、サブフォーというキリタイム切りを狙うギリギリランナーにとっては、明暗を分ける坂になるかもしれません。坂をかけ下り、東京ビッグサイトの周囲を時計回りに１／４周ぐらいすれば、ようやく待望のゴールです。

ゴールしても何もなし……

駅前商店街なんて全然無しの国際展示場駅

着替えを済ませ、ひとごこちつけばノドの渇きを癒し、腹の虫もなだめてやりたいんですが、ここで重大問題。有明という街は施設の中以外に飲食店が見当たらない街なんですね。当日はショップが出るとは思いますが、東京シティハーフマラソンでもゴールの大井競馬場に何もなかったことが思い出されます。すぐに祝杯をあげたり、食事をしたい方は、飲み物やお弁当を用意していったほうがいいでしょう。荷物を背負って走る試走ではそういうわけにもいきません。せめて駅の売店の商品を充実させてもらいたいものです。

総じて言えば35km過ぎて辛くなってから何度もアップダウンがあるのはきついですが、本当は平坦コース。緑も多い皇居前から品川往復、ギャラリーがいっぱいの銀座～雷門往復など、とても励まされる走りやすいコースです。きっといい記録が出ると思います。初心者にとっても、35km以降に余力を残しておけば、必ず完走できるコースです。

試走予定はメルマガで

私は残念ながら落選してしまいましたが、走り込みを兼ねて、10月中にでももう一度試走したいと思っています（試走予定は、メールマガジンに紹介します）。

これから週末は試走者がどんどん増えることでしょうね。すれ違うことも多いですから、お互いエールを送って健闘を誓い合いましょう。皆さんともきっと会えるのではと楽しみにしています。

なお、給水、トイレは随所にあります、コンビニもありますから、お金さえ持っていれば補給の心配はありません。