ジョギング・マラソン/ジョギング・マラソンの走り方、トレーニング

サブスリー輩出プロジェクト1 弱点を補強

サブスリーは市民ランナーにとって大きな勲章です。サブスリーランナーは一般市民レースで5~10%以内という狭き門ですが、陸上競技の経験がない市民ランナーでも充分達成できます。

谷中 博史

執筆者:谷中 博史

ジョギング・マラソンガイド

サブスリー輩出プロジェクト

サブスリーレベル男子
20歳代ならサブスリーは単なる通過点
段級位のある習い事を始めたら、とりあえずの目標は入段ではなかろうかと思います。柔道では黒帯です。相撲なら関取というところでしょうか。マラソンでこの入段にあたるのが「サブスリー」(3時間を切ること)だといっていいでしょう。フルマラソン完走の感激、4時間を切る感激、それらの感激に比べて、もっともっと大きな感激を与えてくれるのが、市民ランナーにとってのサブスリーの称号です。それほどに、練習時間に恵まれない市民ランナーにとってサブスリーの達成は難事のようです。

しかし、私の印象では、ランニングを開始されたのが40歳までで、月間300km以上練習できればサブスリーの達成はたやすいと思っています(ただし、運動経験がなく、45歳を過ぎている方には大変)。サブスリーを目標にしたり、狙っているランナーなら、そのくらいの距離を踏んでいる人は珍しくないでしょう。

ところが、3時間の壁に阻まれている人はたくさんいます。その人たちを見ていると、考えた練習をしてないんじゃないかという人と、情報過多で方針が定まっていないんじゃないかと思われる人がほとんど。

これから月に1度は、サブスリー達成を目標にした記事をお送りします。これから半年の間に10~15分程度のタイムを縮めて、東京マラソンではスパッとサブスリーを達成していただく、それがこのコーナーの目標です。トレーニングメニューなどは、サブスリー達成を目標とする方を前提としていますが、基本的な考え方はマラソン完走を目指す方にも、サブフォー(4時間を切ること)を目指す方にも共通。オリンピックを目指すエリートランナーにも、通じるものがあると思っています。サブスリーはほとんどの人がマラソンを完走できるのと同じくらいに、多くの市民ランナーが実現できることです。そのための、「秘策」もお届けしましょう。

来るシーズンには、ぜひたくさんの方にサブスリー、サブフォー達成の感激を味わっていただきたいと念願しています。

>>それで失敗!サブスリー>>
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