ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

ゴルファーのためのウェッジ選び3(4ページ目)

ウェッジについて考えるゴルフ特集の3回目。これまでの総まとめとして、ウェッジの選び方のポイントを解説します。あまり知られることのない製造過程についてもマニアックに紹介。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ウェッジの選び方

プロギア「MTI ウェッジ」。異なるソール形状で2種類のモデルをラインナップし、ゴルファーのニーズに応えている
ウェッジを選ぶときの目安としては、次のようなものが一般的に言われています。やや大雑把ですが、大まかな選び方としては有効だと思います。

・打ち込むタイプ、スクエアに使う、軟らかい砂の場合は、ハイバウンス
・払い打つタイプ、開いて使う、硬い砂の場合は、ローバウンス
・低く打ち出したい場合は、グースネック
・高く上げたい場合は、ストレートネック

ガイドがおすすめしたいのは、用途別にウェッジを持つこと。例えば、軟らかい砂のバンカー用にハイバウンスのSWとグリーン周りでは高い球を打つためのローバウンスのSWの2本を入れるなどです。深いラフでは、ある程度バウンスが利いたほうが楽に感じますが、硬い地面から打つ場合などは、バウンスが跳ねて大きなミスになりがちなので、ローバウンスの方がやさしいといえます。せっかくルール上、14本クラブが持てるので、スコアメイクに直結するアプローチをクラブで簡単にしたいものです。

海外のゴルファーで多いのは、転がしで寄せるためのPW。バンカーでもアプローチでも使えるハイバウンスのSW。そして高いボールを打つためのローバウンスのLWというウェッジ3本のセッティングです。日本で多い、PW、AW、SWの3本のセッティングであれば、SWにどのような性能を持たせるかが、選び方の鍵になるでしょう。バンカー専用と考えるのであれば、バンカーがやさしいハイバウンスでソール幅の広いモデルを。SWでアプローチからバンカーまでまかなうのであれば、汎用性の高いローバウンスで、ソールに面取りがされているウェッジのほうが使い勝手が良いでしょう。ウェッジに求める性能がはっきりすると、自ずとどのようなウェッジを選べばよいかが見えてくると思います。

ゴルフクラブは、使用するモデルによって同じように打っても様々な結果をもたらしますが、ウェッジの場合も同様で、自分の思った球筋を打つにはそれにあったウェッジを持つのが近道です。特にアイアンセットのSWをそのまま使用している方には、そうしたクラブを持つことでアプローチやバンカーが劇的に良くなる可能性も秘めています。

様々なウェッジを打ち比べて、自分の使いやすいウェッジを見つけてみてください。
 


<関連リンク>
ゴルファーのためのウェッジ選び1
ゴルファーのためのウェッジ選び2
ウェッジはソールが命! ウェッジ基礎知識
2010年施行!クラブフェース溝規制とは
逸品SW復活!リンクス マスターモデル
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでゴルフ関連の商品をチェック!楽天市場でゴルフ関連の商品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます