画期的だったバウンスの発明

ソールの出っ張り度合いを示すのが、バウンス角。ウェッジ選びの基準にしているゴルファーも多いのでは?
ゴルファーのためのウェッジ選び1」では、ウェッジを選ぶ上でポイントとなるヘッド形状や素材について紹介しました。今回は、ウェッジ選びの核心ともいえるソールについて。特にサンドウェッジについていえることですが、選ぶときの重要なポイントとして、バウンス角を重視するゴルファーは多いと思います。

ご存知のように、バウンス(※またはバンスと呼ばれる。英語ではbounce)とは、バンカーから脱出するために作られたソールの出っ張りのこと。1933年、ジーン・サラゼンが飛行機の尾翼をヒントに発案しました。バウンスが大きいほどバンカーで砂に潜らず、エクスプロージョンショットと呼ばれるボールを直接打たず、砂の爆発でボールを打ち出すショットが容易になります。ちなみにソール幅が広い場合も、やはりこうした効果を得ることが出来ます。

ジーン・サラゼンのサンドウェッジはソール幅が広く、バウンスが大きく張り出していて、砂の爆発を得ることに主眼を置いたクラブ。現在でもバンカー脱出用と銘打ったウェッジは大抵そうした特長を持っており、バウンスは現在ほぼすべてのサンドウェッジに影響を与えたゴルフクラブ史上最も偉大な発明のひとつなのです。

一方で、通常最もロフト角のあるクラブであるサンドウェッジは、つまり一番高くボールを上げることの出来るクラブでもあります。そのためアプローチにも多用され、特にツアープロはSW1本でほとんどのアプローチするプレーヤーが多く、高い球や低い球、スピンの効いた球など、1本で打ち分けて使用します。

こうした様々な状況で使用することを考えた場合、バウンスが大きく出っ張っていると突っかかったり、地面に跳ねたりといった扱いにくさも出てきます。そこで、バンカー脱出以外の用途でも使えるようなサンドウェッジにニーズが生まれました。

>>ローバウンスについて>>