スピン量を決める要素とは?

フォーティーンの「MT28 V4」。逆テーパーブレードと呼ぶ、ヘッドの重量配置を上部に持たせる形状を採用し、重心が低くならないよう工夫されている
ウェッジで気になる性能といえば、やはりスピン量。フルショットしたボールが、グリーンに落ちてからバックスピンで戻ったり、短いアプローチでツツッツとスピンでブレーキを利かせたりするテクニックに憧れるゴルファーは多いのではないでしょうか? スコアメイクの面でも、スピン量をいかにコントロールするかは、アプローチに必要な距離の加減に直結します。スピン性能の異なるクラブで打てば、同じように打っても距離感が変わってくるでしょう。

一般的にスピン量を決めるのはフェース面の溝だと思われがちですが、実際には溝の他にもフェースの平面精度、ヘッド形状、材質・製法、ソールの利きなどのすべてが関連します。

あまり知られていませんが、バックフェースのデザインも重要です。ウェッジは構造上、ソールへの重量配分が大きくなるため、重心が低くなりやすくなります。低重心というとドライバーやアイアンではポジティブな要素として捉えられがちですが、ウェッジではむしろマイナス。重心より上でヒットすると、バックスピン量はかなり少なくなります。

そこで、多くのウェッジはヘッドの上部に重量を配分して、重心が下がり過ぎないように工夫されています。過去には、比重の重いタングステンなどの金属をヘッドの上部に配置したものもあります。ドライバーやユーティリティーのソールにウエイトが装備されるのと逆の理屈。ソールが大きく、ブレードの薄いクラブはスピンがかかりにくい上、上を向きやすい傾向があるので打ち出しが高くなります。

スピン量はもちろんですが、打ち出し角やボールの強さなども道具によって変わります。苦手を補うこともできるので、色々とこだわってみたいものです。

>>次はウェッジの選び方>>