ローバウンスとは?
バウンス角の少ない、いわゆる”ローバウンス”ウェッジ |
バウンス角が比較的小さい物をローバウンス、その逆にバウンス角が大きいものをハイバウンスと呼んでいます。特に決まりはないのですが、バウンス角が10度以下になるとローバウンスと呼ぶことが多いようです。市販されるモデルでは、8度が一番ポピュラーなローバウンスウェッジといえるでしょう。ローバウンスのモデルは、バンカー脱出以外の用途でも扱いやすいように生まれたと推測され、フェースを開いて使用しやすく、悪いライでも地面でソールが跳ねたり、突っかかったりすることが少なくなります。
ハイバウンスのウェッジであれば、アドレスしたときにバウンスが出っ張っているためリーディングエッジが浮くことが多いのですが、ローバウンスではその度合いが小さいので、その意味でもアプローチ向き。リーディングエッジがボールの赤道の下にすっと入るので、クリーンに打つイメージがわきやすくなります。
ローバウンスウェッジはバンカーの際、基本的には砂を薄く取ってショットすることが求められます。技術レベルが高いのでローバウンスを敬遠するゴルファーは少なくありません。ただ、ローバウンスのウェッジの中には、ソール幅が広くなっているものもあります。ソール幅が広くし、フェースを開くとバウンスが強くなるよう設計されたウェッジであれば、バンカーでも使用しやすくなります。