整えて演出して撮るとより効果的
食べ物はいろんな場面で使うことがあるイメージショットです。最も撮られる題材のひとつです。果物や料理のプレートをそのまま撮ることはもちろんのこと、調理しているシーンでもいいでしょう。食べ物のイメージショットを撮るときのポイントをひとつあげるなら、「整えて演出して撮る」ということに気を使ってみるという点があります。ここで整えるとは、ただ食べ物がお皿に乗っているところを撮るだけでなくお箸で持ち上げてみるとか、盛り付け具合の形をきれいにして彩りも考慮するということを指します。
どのようにイメージさせるかということもポイントになってきますが、単に食べ物を写したものよりなにかアクションや演出を入れるとよりイメージ力が沸く写真となります。
静物系の写真はじっくり撮れるので、自分のイメージを画面の中に構成してから撮影してみるといいでしょう。
作例をご覧ください。
お茶を注いでいるシーン。単に食べ物や器を撮るだけでなく、動きがあるシーンはよりイメージさせる写真になります |
レンゲで持ち上げてのショット。持ち上げたり、盛り付けを整えるなど食べ物を撮るときは演出力がポイントです |
イメージショットは考えて撮るところがおもしろい部分です。いろんなアイディアを入れて自分なりのイメージを構築してみるのもいいと思います。試してみてください。
写真・テキスト 瀬川陣市
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