前回の「露出なんて簡単カンタン!?」では露出の仕組みについてわかりやすく解説しました。一度読んだけども忘れてしまっている方、まだ読まれてない方はぜひ今一度 読んでみてください。

では、今回は露出のコントロールの応用編です。

軸はどれにする?

露出の数字たち
露出をマスターするにはつきものの数値。数字嫌いの人には見るだけで参るかもしれませんが大丈夫です。簡単です。
露出は3つの要素から成り立っていることは前回にご説明しました。覚えてらっしゃいますか?復習を兼ねてもう一度書いておきます。水道の蛇口からでる水がコップにたまる時間を わかりやすいように例えにしました。

●水を出している時間=シャッタースピード(光をフィルムやセンサー面に当てる時間)
●栓の開き具合=絞り(レンズ内を光が通る道の広さ)
●コップの大きさ=ISO感度(感度が高いとコップは小さく、低いとコップは大きい意味となる)

コップにちょうど水が溜まる、栓の開き具合と水の出している時間の組み合わせが適正露出ということでした。ここまでの解説はもうおわかりのことだと思います。

さて、懸命なみなさんはきっとここまで理解されて「適正露出はわかった、じゃなにを軸(基準)に露出を考えてコントロールすればいいんだ、瀬川さん?」と疑問に思ったことでしょう。ですよね?

いや、いいところに気がついてくれました。そこが大事なんです。

露出を決める時には絞りかシャッタースピードのどちらかを軸に好きなように設定することができます。ISO感度は水道の水の例えでいうところのコップの大きさになりますから露出全体に影響を与えますが、ここでは軸にすることは考えないことにします。

前回の記事にも書きましたように、絞りはピントの合う部分をコントロールするもの、シャッタースピードは動きのある被写体の写り方をコントロールするときに使われることが多いというそれぞれの特徴があります。

通常は絞りを軸で

では、どちらを軸に撮影するかということですが、日常でスナップ写真や風景写真、ポートレートなどを撮るときは絞りを軸に露出は考えていいでしょう。ボケの部分をどう見せるかというときにはこの絞りを軸に考えます。

シャッタースピードを軸に考えるときは、動きが速いもの、例えばスポーツしているシーンや車や列車などが身近に考えられる被写体になるでしょう。お子さんの運動会やスポーツの試合などを撮るときに動きが速いものを撮るときには考慮したほうがよい設定値ということになります。

どちらを軸にしても設定コントロールの仕方は変わりありませんので、ここからは露出を軸にした場合で露出コントロール方法を説明していくことにします。

次のページでは、露出コントロール方法を伝授