一段変われば一段変わる間柄

レンズの目盛
今までなんとなく見ていたレンズに書かれてある数字も意味がわかると使いこなせます。
露出をコントロールする上で、絞りとシャッタースピードはお互いに相関関係にあります。一段変われば一段変わる、という具合に変化していきます。

例えば絞りがF5.6のときにシャッタースピードが1/125で適正露出として、絞り値を軸に露出をコントロールしてみましょう。

絞りをF5.6からF4に変えてみることにしましょう。これを水道の水の例えでというと、絞り値が広がるわけですから水の出る量が多くなり、F5.6のときより速くコップに水が溜まりますね。

絞りの開き具合が大きくなるとそれに応じてシャッタースピードも速くなるのです。F5.6からF4へはちょうど一段階大きい値になったわけです。なのでそれに応じてシャッタースピードも一段階速くしてあげればいいわけです。1/125から一段階速い値は、1/250ですから、F4で1/250が適正露出と変更できました。

ちょっと早く話し進めてしまいましたか?ご安心ください、ここは仏の瀬川(?)大丈夫です、今一度ゆっくり解説いたしましょう。

前回に載せておきました、露出とシャッタースピードの系列表、これを見ながらだと一目瞭然なのです。ここでこのふたつを改めて載せておきますのでこれを見ながら解説します。

●絞り値系列表
F1.4 - 2 - 2.8 - 4 - 5.6 - 8 - 11 - 16 - 22 - 32
←開きが大きい            開きが狭い→

●シャッタースピード値系列表 単位:秒
1-1/2-1/4-1/8-1/15-1/30-1/60-1/125-1/250-1/500-1/1000-1/2000-1/4000
←遅い                           速い→ 

よく見れば、なぁんだカンタンじゃん!

では、系列表を 見ながらいくつかの露出設定の変更をしてみましょう。出題形式にしてみました。答えを読む前に出来ればご自分で答えを出してみてください。

【質問1】
F8、1/60で適正露出の場合です。この設定からF5.6にした場合、シャッタースピードはいくつに変更すればいいでしょうか。

さて、どうですか。まずはF8からF5.6に変わったということは、系列表をみると開きが大きいほうに一段階変わったことがわかります。絞りの開きが大きくなるということは、水道の水の例えでいうと水がたくさん出るわけなのでコップにたまる時間も短くなるのでしたね。なのでシャッタースピードも速くする必要があるわけです。

絞りは一段階変わったのでシャッタースピードも一段階速くしてあげます。1/60から一段階速いというと系列表を見ると1/125ですね。なので答えは1/125がこの場合の適正露出のシャッタースピードということになります。

どうですか、わかりましたでしょうか。試しにもう一問やってみましょう。

【質問2】
F4、1/250で適正露出です。この設定からF8にした場合、シャッタースピードはいくつにすれば適正露出になりますか。

さぁいかがですか。今度はF4からF8に変更するということですから、系列表を見ると2段階、絞りの開きが狭く変更するのですから、シャッタースピードも2段階変えてあげる必要があります。今度は絞りは狭くなるのですからシャッタースピードは遅くする必要があるわけです。1/250から2段階遅い値は、1/60ですね。答えは1/60ということになります。

いかがでしたか。もしまだどうもわからないという方はゆっくりと改めて理解するようにしてみてください。難しくはないですから。

露出変更もラクチンの公式は次のページにて!