毛沢東が愛した豚肉の角煮
写真上/「毛沢東の大好物」湘南風豚肉の角煮/1,580円。写真下/「湘南料理の代表作!」鮮魚のお頭のぜいたく2色蒸し/2,480円 |
例えるならわが国でいう高菜だと思ってもらえば、分かりやすい。李氏も幼少の頃は母親が作った「鮮香辣」をビンに入れて学校へ行き、お弁当時にゴハンと一緒によく食べていたお袋の味なのだそうな。また、コラーゲンたっぷりのスッポンや烏骨鶏、それに旬の野菜を多用するのもこの料理の特徴で、それに漢方や「鮮香辣」が加わることにより女性を体内から美しく健康にする薬膳料理でもあるという。
僕の中国料理に対してのイメージは正直、「最初は美味しいが、最後は脂っこくて嫌になる」というもの。今回、取材に乗じていろいろと試食させていただいたのだが、実は取材前に小腹を満たすためラーメンを食べていたため少し不安があった。
が、豚肉の角煮は柔らかく控えめな味付けで絶品だし、アスパラの炒め物はシャキシャキで歯ごたえ抜群。一品料理を大人数でシェアして食べるスタイルのため、少人数では料理数が限られてしまいともすれば舌が単調になりがちだが、そこへきて「鮮香辣」がボディブローのように胃袋を刺激し食欲を沸き立て、空腹という最高のスパイスがなくとも最後までペロリと平らげたのだった。
お店で李小牧氏に会えて
さらに歌舞伎町案内までしてくれる
李氏が"歌舞伎町案内人"と呼ばれる所以は、外国人観光客に対して世界有数の歓楽街である歌舞伎町のガイド業務をしているからである。それは多くの著書を輩出し有名になった今も続けており、ガイドするにあたってもちろん料金などは発生しないという。紹介先からのバックマージンが収入になるからだ。これだけ有名人になると、いくら同店をプロデュースしているからといってもそうそうお店で会えるものじゃない。そう思っていたら、ほとんど毎日お店に出ているという。もちろんお店に来てくれた人には歌舞伎町のガイドをしているそうなので、まずは美味しい湖南料理を食べて、その後は同店のカラオケルームで盛り上がってもいいし、李氏に夜遊びの相談をしてもいい。足で稼いだ穴場の名店から決してホットペッパーでは得られないパンクな夜遊びまでプロデュースしてくれることだろう。
「いい店教えて」
この難解な大喜利に対して、何かこう、さすが「男の夜遊びガイド」と言われるような解答はないものだろうか。僕の知っているお店を教えて「その程度かぁ」と思われたらしゃくにさわるし………。
ってなことを軽く悩み続けていたのだが、いやいやどうして、これで間違いなしというお店があったんですねぇ。少なくとも歌舞伎町に関しては、ね。
【『中国湖南料理 湖南菜館』 店舗紹介】
・ACCESS:東京都新宿区歌舞伎町1-23-13 4F(YAHOO地図)
・TEL:03-3207-8288
・営業時間:17:00~05:00(L.O.04:30)
・休業日:年中無休
・アクセス:JR新宿駅東口から徒歩3分
※お店では歌舞伎町案内人の李氏が歌舞伎町案内をしてくれます
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李小牧