"歌舞伎町案内人"の異名を持つ李小牧氏

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李小牧(リーシャム) /60年湖南省出身。『歌舞伎町案内人(角川書店)』をはじめとする多数の著作出版や『ニューズウィーク』誌の連載、TV、舞台出演等、数々のメディアで活躍
夜遊びするなら、やはり歌舞伎町。もう飽きたよ……なんて、よく思うのだけど、自分自身の夜遊びスタイルを見直してみると、馴染みの数軒を回遊するばかりで最近はまったくと言っていいほど新規開拓してないんですねぇ。そこにきてよく聞かれるのが「どこかいいお店教えて」というもの。「安くて、旨くて、それに男だけでも楽しめるような……」いやー、困った、困った。そんなに都合のいい店があるのなら、こっちが教えて欲しいくらいだよ。

ん、待てよ。僕も大概この街には詳しいつもりだが、歌舞伎町といえば、"歌舞伎町案内人"がいるじゃないか。そうだ、李小牧氏に聞こう。と、そんなことをつらつらと考えていると、先日、氏がプロデュースするお店がオープンしたという情報が。場所は歌舞伎町は一番街入り口から直ぐ。中国八大料理の一つである湖南料理を提供する『中国湖南料理 湖南菜館』だ。

"歌舞伎町案内人"プロデュースの店

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写真は同店のメインダイニング。清潔感があり心癒される落ち着いた雰囲気
さて、同店。わずか40席ながらも、メインフロア、大きな楕円形テーブルのVIPルーム、20人収容可能なカラオケルームに分かれており、デートからパーティまで用途を選ばず使えそうだ。そして毛澤東の料理人である石萌祥氏の弟子、陳偉平氏を本場中国の名店『毛家飯店』本部から料理長として招いたと聞けば、ビックネームに弱い僕は恐縮しきりである。


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写真は最大20名まで利用できるカラオケルーム。食事をしながら歌ってもいいし、もちろん食後にカラオケで盛り上がってもいい
特筆すべきは、写真を見ていただければお分かりだと思うが、店内は高級店でもなければ、かといって油のイメージが色濃くつきまとう大衆的な雰囲気でもない。女性でも入りやすい雰囲気で、広く清潔感のあるパウダールームまで用意されている。これは、長年日本で暮らし、日本人の心を理解した李氏ならではのプロデュース、といったところだろう。

と、ここで、湖南料理につてのお勉強を少々。湖南料理と聞いて、知らない向きも多いと思うが、中国八大料理のうち4番目に位置し、毛沢東元共産党主席を筆頭に、太平王国を鎮圧した曽国藩、劉少奇元国家主席、胡耀邦元総書記、朱鎔基前総理、彭徳懐元国防部長官、賀龍大元帥など、中国を代表する歴代の英雄を育み、愛されてきた。