映画/映画関連情報

『トゥームレイダー2』来日会見(4ページ目)

9月20日(土)~公開。撮影秘話からインタビューまで来日会見レポと併せて作品内容をど~んと特集。もちろんプレゼントも実施。【イベント参加中】

執筆者:南 樹里

『トゥームレイダー2』特集4
トゥームレイダー2期待を裏切れないギリシアのサントリーニ島沖で起きた大規模な地震。潮の流れを読み、いち早く現場に到達したのは、ララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)だった。深海のエア・ポケットと化した月の神殿に足を踏み入れ不思議な壁画を発見する。さらにアレクサンダー大王の像の胸に埋め込まれたメダリオンと、宙吊りの鉄の檻におさめられた黄金の珠(たま)を見つける。檻を焼ききって珠を取り出そうとしたとき、謎の男(サイモン・ヤム)たちが神殿内に侵入し、メダリオンも黄金の珠も奪われてしまう。 トゥームレイダー2
トゥームレイダー2トゥームレイダー2サイモン・ヤム(チェン・ロー役)(中国山中にアジトをかまえるシンジケート、シェイ・リンの一味)1955年3月19日、香港生まれ。80年代から125本以上の映画、40本以上のTVに出演している大ベテラン。
【 撮影のロケーション 】
トゥームレイダー2トゥームレイダー2『トゥームレイダー2』の撮影は、ロンドン郊外のパインウッド・スタジオを本拠地に、半年にわたって行われたが、その間、ヤン・デ・ボン監督が率いる撮影隊は、ララ・クロフトと同様に何度も大規模な海外遠征に出かけている。最初のロケ地は、映画のオープニングのこのギリシア、サントリーニ島。アトランティスの失われた王国ではないかという説があるこの島は、まさにララの冒険譚には最適な場所となった。トゥームレイダー2トゥームレイダー2
トゥームレイダー2トゥームレイダー2ロケとロケの合間を縫うセット撮影は、パインウッド・スタジオをほぼ独占して行われた。前作に続きプロダクション・デザインを手がけたカーク・M・ペトルッチェリは、合計102のセットを組み立てた。「この映画に登場する“トゥーム”は、古典的な月の神殿から、現代的なライス博士の研究室に至るまで、多岐に渡っている。最も大きなスケールのセットは月の神殿で、これはパインウッドにある007ステージに作り上げた。ここから物語が始まるだけに、壮大で荘厳に見えるように苦労したよ」と、ペトルッチェリは語る。4.5メートルのアレクサンダー大王のブロンズ像が鎮座する月の神殿は、ドリア式の巨大な円柱で支えられている。とりわけて難しかったのは、月の神殿が余震で崩壊寸前になるシーンで、一部が水に浸かり、残りは45度に傾いた状態のセットを作る作業に苦労したそうだ。
【ララの衣装コンセプト―シンプル、洗練、モダン】
トゥームレイダー2トゥームレイダー2『トゥームレイダー』に引き続き衣装は、リンディ・ヘミングが担当。身体にフィットしたシルバーのウェット・スーツは、日本と中国の生地を使って合計8着作られたそうだが、水中では日本の生地のほうが映えるため、撮影には日本製がメインに使われた。また、『007/ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーのためにオレンジ色のビキニをデザインしたヘミングだが今回のアンジェリーナのためには黒のビキニをデザインしている。
トゥームレイダー2トゥームレイダー2 
ララのパンツ類は、前作と同じメラニー・アップル社が作成、ブーツも前回と同様のものが使われたが、今回は素材にアンティークな革を使用。これは、カーク・M.ペトルッチェリ(前述)が作った特注のバイクにまたがる時のもので、ペトルッチェリは銃の色に合わせてバイクの金属部分を全部[青銅]に変えた。
トゥームレイダー2 『トゥームレイダー』でララのキャラクターを作り上げることができたから、『トゥームレイダー2』ではララのことをもっと深く知ってもらいたい。ララが恐れていること、ワクワクすること、好きなことを!
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
  • 10
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます