DTM機材として注目が集まるiPad(2ページ目)

売り上げNo.1を走るKORGのiELECTRIBE

KORGがいち早くリリースしたiELECTRIBE

このiPadのアメリカでの発売とほぼ同時期にリリースされ、世間をあっと言わせたのが日本の楽器メーカー、KORGがダウンロード発売を開始した
KORG iELECTRIBE for iPad
でした。

これはKORGの定番ダンス・ギア、ELECTRIBE-R（1999年発売）をiPadに移植するとともに、さまざまな機能を追加したというもの。往年の名機であるRolandのTR-808/TR-909、TB-303などで採用されていたステップシーケンサの使い勝手を踏襲し、アナログシンセ感覚で音作りが可能なバーチャル・アナログ音源を4パート搭載。またハイハット・シンバル系のPCM音源も4つ搭載するとともに、エフェクトやツマミの動きなどを記録させるモーション・シーケンス機能を装備したという強力なソフトです。

プリセットパターンもいろいろと登録されている

PC上でマウスを使って操作するソフトシンセと違い、直接、16ステップのボタンやツマミなどを指で動かせるので、まさにハードウェア音源としての使い勝手に近いものとなっているのです。

しかも、価格はたった2,300円と安く、こんなものをこんな価格で楽器メーカー自らが出してしまっていいのだろうか……と思う代物です。さらに6月30日までであれば、発売記念プライスで1,200円とのことなので、iPadを購入する予定があれば、とりあえず入手しておいてもよさそうです。

詳細記事は先日スタートさせた「藤本健の“DTMステーション”」でも掲載しているので、併せてご覧ください。