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【新製品レポート】Reason2.5が登場 ボコーダーってどんなもの?

統合型ソフトシンセのReasonが2.5にVerUPし、さらに強力になりました。その目玉機能のひとつがボコーダー。今回はこの機能にフォーカスを当てて、ボコーダーがどんなものかを紹介します。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

■とにかく面白いソフトシンセの宝箱

前にもこのガイド記事・コラムで紹介したPropellerheadのReason。これは1つのアプリケーションでありながら、さまざまなシンセとエフェクトを包含し、このアプリケーション内部でスタジオが組み立てられるというユニークなソフトです。


とにかく触ってみて楽しいのは、そのユニークなユーザーインターフェイス。シンセもエフェクトもすべてラックマウントできるようになっており、TABキーを押すとバックパネルを見ることもできます。そのバックパネルは、まさに配線のグチャグチャ。といっても、もちろんデタラメにつながっているのではなく、完全に意味を持って配線されており、その配線を自由に自分で変えることもできます。しかも、このケーブルがリアルで、ゆらゆらと揺れるんですよね。まあ、確かにはじめて、この手の機材を触る人には、さっぱり意味がわからないかもしれません。でも、とりあえずシンセやエフェクト、ミキサーを組み込めば自動的に配線してくれて、音は出るようになるので、あまり心配はいりません。


シンセサイザとしては、アナログシンセのSubTractor、サンプラーのNN-19、NN-19を非常に高機能なNN-XT、ドラムマシンのRedrum、ループプレイヤーのDr.Rex、あまり見かけない不思議な方式のシンセサイザMalstromの計6つ。それに数々のエフェクトとミキサー、シーケンサなどから構成されているものです。

そのReasonが、以前紹介した2.0から2.5へとバージョンアップして登場しました。もちろん、従来のユーザーは無償で2.5へアップグレードできるのですが、この2.5になってまた一段と面白くなったのです。
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