Digi 002を中心にしたシンプルな機材構成
モニタースピーカーはイギリスATCのSCM-10を使っている |
山口:モニタースピーカーはイギリスATCのSCM-10というものを使っています。マスタリングエンジニアを含め、多くのエンジニアが使っているものですが、小さいのに非常に安定した音なんです。国内外を含め、どこに行くのにも、これを持っていっていますよ。
このATCのスピーカーを駆動しているのが、MacintoshのMA6400というプリメインアンプ。これは以前、アメリカのスタジオで使っていたものを持ってきましたが、トーンコントロールが付いているので扱いが楽ですね。
ミキサーは卓はSoundCraft 200Bという24chのものを使用 |
一方、卓はSoundCraft 200Bという24chのものです。これハカセさん(HAKASE-SUN)から借りているものですが、やはりアナログ卓は必須ですね。細かなEQポイントはProTools側で設定しますが、これのおかげで非常に直感的で効率のいい作業ができるんですよ。
DAWのシステムはMac Miniを中枢にDigi 002とProTools 7.3で構築されている |
山口:比較的シンプルなものですよ。とにかくファンの音もなく静かということで、PCにはMac Miniを使っています。小さいから、そのまま持っていくこともできるし、とにかくいいですよ。
このMac MiniにProTools 7.3を入れ、Digi 002で鳴らしています。別のスタジオで録ったデータを、ここで再生し、ミックスしたり、トラックを差し替えたりといったことを行っていますが、まったく問題なく使えますね。