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【製品レビュー】統合型ソフトシンセ Orion Platinum

シェアウェアの時代からたびたびDTMマガジンなどで取り上げられていたOrion。これがパッケージ化され、国内でも発売されるようになりました。果たしてどんなもので、使える音源なのでしょうか。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

■統合型ソフトシンセとしてパッケージ化されたOrion Platinum

DTMマガジンを昔から読んでいる方だと見かけたことも多いと思いますが、ドイツのSynapse Audio Softwareという会社では古くからOrionというソフトをリリースしていました。もともとオンラインソフトのシェアウェアという形態でありながらも非常にいいデキであって、マニア受けしていました。


そのOrionは現在、
   Orion Platinum
   Orion Pro
   Orion Basic
という3つの製品がラインナップされ、そのうちProとBasicは現在でもダウンロード販売の形式をとっていますが、最上位のPlatinumのみはCD-ROMの形のパッケージ製品となり、国内では今春よりタックシステムが扱うようになり、オープン価格(実売27,800円程度)で販売されています。

このソフトはジャンル的には統合型ソフトシンセと呼ばれるもので、同種のものとしてはPropellerheadのReason、CakewalkのProject5、ArturiaのSTORMといったものがあります。それぞれ、結構違うソフトではありますが、いずれにも共通するのは複数のソフトシンセやエフェクトがセットになっているもので、このソフト単体で動かすことができ簡易的なシーケンス機能まで搭載されているので、曲をこれ1本で完成させることが可能ということです。このことはOrion Platinumにも共通していうことができます。
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