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新世代レコーディングソフト、Record登場(4ページ目)

Line6のPODも搭載し、アナログコンソールとして著名なSSL 9000Kも忠実にさせたDAWとは異なるレコーディングソフト、RecordがPropellerheadから登場します。どんなソフトなのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Reasonとのシームレスな統合

Propellerhead Record
Reasonといっしょにインストールすると自動的に統合される
ここまで読んでこられて、「では、RecordにReasonは包含されているの?」と思われた方もいるでしょう。しかし、この2つは別のソフトであり、確かにDDL-1やRV7000、Mclassコンポーネントなど共通のモジュールはあるものの、Reason搭載のシンセサイザ類はここには含まれていません。したがって、シンセサイザをより積極的に利用したいというのであれば、別途シンセサイザが必要になるのです。

ところが、そこはPropellerhead。Reasonユーザーであれば、より有機的な統合が可能になっています。そう、ReWireなどを使うのではなく、ReasonがインストールされたマシンにRecordをインストールすると、自動的に融合され、Recordの中のラックで、Reasonの各モジュールが使えるようになるのです。

では、ReWire機能はないのかというと、そうではありません。レコーディング機能を備えたとはいえ、別のDAWと統合して使いたいという方もいると思われるため、RecordもReasonと同様にReWireのスレーブとしての機能は搭載されているのです。


Windows/Macの環境で動作する


このRecord、Propellerhead Softwareの発表によると、今年9月のリリースとなる見込みですが、国内の販売元であるMI7 Japanによれば、その9月からほとんど遅れることなくリリースするつもりとのことです。価格などはまだ分かりませんが、Reasonと同程度の価格であることを祈りたいところです。

ちなみに、動作環境はWindowsとMacの双方をサポートしています。WindowsはXP、Vista、それ以降(つまりWindow7に対応させるということですね)、MacはMac OS X 10.4以降に対応し、ASIOドライバ、CoreAudioドライバをサポートするとのことです。

実際の登場はまだ先ですが、非常に楽しみです。

【関連記事】
Reason4、間もなく登場
Propellerhead社長に聞くReason開発秘話

【関連サイト】
MI7 Japan プレスリリース Propellerheadが新製品「Record」をアナウンス
Propellerhead「Record」製品情報(英語)
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