DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

国産のフリーウェア・ボコーダー、Vocovee(5ページ目)

数多くあるプラグインのソフトシンセやエフェクト。でも日本人が作ったものはというと、数えるほどしかないのが実情です。そんな中登場した、国産のフリーウェアのボコーダー、Vocoveeについて紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

SONARでVocoveeを使う

Vocovee
SONARでは、あらかじめPlug-in Managerでシンセとして登録しておく
では、SONARの場合は、どうしたらいいのでしょうか?

基本的にはCubaseと同様であり、Program FilesフォルダにあるCakewalkフォルダの中のVstpluginsフォルダに解凍した2つのファイルをコピーします。その後、SONARを起動させるとVocoveeを認識するのですが、このままだとシンセとして認識することができないため、シンセとして登録する必要があるようです。

そのためにはCakewalk Plug-in Managerを開き、このVST Audio Effectsの一覧の中にvocoveeがあるのを確認します。これを選択した後、「プラグインのプロパティ」を開き、「シンセとして登録」にチェックを入れてください。これで準備は完了です。


Vocovee
オーディオトラックのFX欄にVocoveeを組み込む
あとはオーディオトラックにおいて、インサーションエフェクトとしてVocoveeを組み込むのですが、これはオーディオFXの一覧ではなく、プラグインシンセの一覧から組み込みます。また、リアルタイム演奏させる場合には、このオーディオトラックのモニタリングをオンにしておきます。その後、MIDIの出力先として、Vocoveeを選択したらセッティング終了。あとは、MIDIキーボードを弾きながらマイクにしゃべりかけると、ボコーダーとしての鳴るはずです。


Vocovee
MIDIトラックの出力先としてVocoveeを組み込め完了
以上、とりあえずの使い方だけを紹介してみましたが、いかがだったでしょうか? パラメータに関する説明は割愛しましたが、いろいろなプリセットも入っているので、まずはそれを利用してみるといいでしょう。また音色作りをするのであれば、右下にあるMIXパラメータの中のCarrierのMonitorボタンをオンにするとシンセとして機能するので、使いやすくなると思います。シンセとしてもなかなか優秀なソフトなので、いろいろと使ってみてください。


【関連サイト】
Vocovee | g200kg Music & Softwares

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