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Reason4、間もなく登場(4ページ目)

Propellerheadの統合型シンセサイザ、Reasonの新バージョンが間もなく登場します。前バージョンのReason3から約2年、どんな機能が追加されているのかなど、その概要を見てみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

グルーヴ感を自在に作り出せるReGroove mixer


Reason4
ミキサー感覚でグルーヴ感を作り出せるReGroove mixer
さらに今回のReason4で追加された、非常にユニークなアイディアを持ったデバイスが、ReGroove mixerです。見た目はまさにミキサーという感じですが、オーディオミキサーとはまったくの別もの。MIDIデータを通すことで、グルーヴ感を作り出すことができる不思議なデバイスなのです。

一般的にグルーヴ感を作り出す機能としては、グルーヴクォンタイズやシャッフルがありますが、これはそれをさらに細かく設定するとともに、ミキサー感覚で使えるようにしたユニークで使いやすいユーザーインターフェイスになっています。8chのミキサーのようになっていますが、さらに4つのバンクがあり、これを切り替えて使うことで、さまざまなグルーヴを重ねていくことができます。

エディタを使ってタイミングやベロシティ、ノート長などのパラメータを設定できる一方、フェーダーを動かすことで、グルーヴの効き具合を調整できるようになっています。

シーケンサ機能も大幅強化され、テンポトラックも利用可能に


Reason4
DAWのMIDIシーケンス機能に匹敵する機能に強化されたシーケンサ
一方、これまで簡易的なシーケンサというイメージもあったReason内蔵のシーケンサ機能も一新しました。

アレンジビューとエディットビューの2つのモードを切り替えて操作するという部分は同じですが、ユーザーインターフェイスも大きく変わりました。とくにアレンジビューはいわゆるDAW的なものへと進化しています。

一目で分かるのは、オートメーションデータをノートレーンとは別に表示できるようになったこと。ボリューム、パンなど別々のレーンに表示できるので、扱いやすくなっています。さらにテンポトラックも用意され、拍子とテンポを独立して管理できるようになり曲作りの自由度も大きく増しています。

そのほかにも日本語への対応、Factory Sound Bankのデータの追加、著名アーティストによる音色データの提供、CombinatorとNN-XTのアップデートなどなど、強化された機能もいっぱいで、リリースが楽しみです。
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