フリーウェアになったソフトシンセの殿堂、ReBirth RB-338
フリーウェアとしてソフトシンセの殿堂入りを果たしたReBirth RB-338 |
そのReBirth RB-338を開発したのはスウェーデンのPropellerheadという会社。そう、あのReasonで有名な会社ですが、そのPropellerheadの最初の作品がこのReBirth RB-338だったのです。
いまでもプロ、アマチュアを含め、ReBirth RB-338を使っている人は数多くいるようですが、実は2005年にVer2.01のまま開発・サポートは中止され、現在は殿堂入りするとともに、フリーウェアとして無償で公開されているのをご存知でしたか?
TB-303×2+TR-808+TR-909という構成
ReBirth RB-338はTB-303が2台とTR-808、TR-909という4台を統合した構成になっている |
このソフトはWindowsおよびMacintoshのハイブリッドで提供されたもので、Rolandのビンテージ機材であるベースシンセ
TB-303×2台
同じく、Rolandの通称“ヤオヤ”と呼ばれるアナログのドラムマシン
TR-808×1台
そして、TR-808の上位機種ともいえる
TR-909×1台
という4つのマシンをソフト上で再現したものです。
いずれも、テクノサウンドにおいて不可欠ともいえる機材で、中古市場でも高値で取引されている80年代前半のものです。
しかも、それぞれをミキサーで音をミックスさせるだけでなく、すべてを同期させて連携させるとともに、ディレイ、ディストーション、コンプレッサなどのエフェクトも使えるようにしたもので、今考えてもなかなか優れたソフトです。
またReBirth RB-338の登場が大きな契機となって、本家であるRolandもMC-303やMC-505などのgroobeboxシリーズを出したのではないでしょうか?