MOTIF XSシリーズ3機種が発表に
NAMM SHOW 2007で発表されるYAMAHAのフラグシップシンセサイザ、MOTIF XSシリーズの61鍵盤モデル、MOTIF XS6 |
いろいろなものが発表されるのですが、その目玉となるのが、同社のフラグシップ・シンセサイザ、MOTIFが新シリーズがフルモデルチェンジして、MOTIF XSとなること。XSと書いて「エクセス」と読むそうですが、従来どおり61鍵盤、76鍵盤、88鍵盤の3モデルがあり、それぞれ
MOTIF XS6
MOTIF XS7
MOTIF XS8
という型番になります。
今回発表されたMOTIF XSシリーズは新音源LSIを採用するとともに、ウェーブROMに355MBを装備。VCMエフェクトというアナログ回路をシミュレーションするエフェクトを搭載したことで、ビンテージならではのナチュラルでウォームなサウンドを再現できるのが特徴です。また、5.7インチのカラー液晶を搭載して操作性を向上させたり、アルペジオ機能を強化するなど、さまざまな点で強化されています。
しかし、その中で1点気になるのがCubase AI4というソフトがバンドルされるということなのですが、これは一体どんなものなのでしょうか?
Cubase 4ベースの機能限定版
MOTIF XSシリーズにはCubas AI4なるソフトがバンドルされることが発表された |
AIというのはソフトとハードの融合を表す、Advanced Integrationの意味から名づけているそうですが、なんとなく想像できるとおり、これはCubase 4の機能限定版でWindows、Macのハイブリッドとなったソフトです。現在、YAMAHA製品に限らず数多くのメーカーのオーディオインターフェイスなどにCubase LEというCubaseの機能限定版がバンドルされていますが、これとは明らかに別モノです。
まず大きな違いはCubase LEがCubase SX1をベースにした機能限定版ソフトであるのに対し、Cubase AI4はCubase 4がベースとなっています。そのため、ユーザーインターフェイスも大きく異なり、かなり洗練されたものになっています。
Cubase 4と比較すると、トラック数や同時利用可能なプラグインの数に違いがあるようですが、詳細は明らかにしてもらえませんでした。ただ、Cubase 4にバンドルされているHALion Oneと同じものかどうかは分かりませんが、MOTIFの波形データを使ったソフトシンセも入っているとのことでした。