DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Cubase AI4って何だ?(2ページ目)

YAMAHAがシンセサイザキーボードの新モデルMOTIF XSにCubase AI4なるソフトをバンドルすることが発表されました。このCubase AI4とはいったい何なのでしょうか?その概要について紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

Cubase Studio 4にはないStudio Connectionsを搭載


Studio Connections
Studio ConnectionsはYAMAHAの多くのハードウェア製品のTotal RecallやAudio Integrationを可能とする
そして、Cubase AI4のもう一つの大きな特徴は
   Studio Connections
という機能を搭載していることです。Cubase 4の下位バージョーンであるCubase Studio 4にもないStudio Connectionsを装備してしまったというのは結構大きなポイントといえます。

Studio ConnectionsというのはCubaseやNUENDOなどのDAWからYAMAHAのハードウェアをコントロールし、Total Recallを実現するもの。Total Recallというのは、従来ソフトウェアの状態とハードウェアの状態をそれぞれ個別に管理する必要があったものを、曲ごとに一元管理し、曲データを開くだけでハードウェアの設定も元の状態に戻すことができるというものです。


Studio Connections
Cubase 4およびCubase AI4ではStudio Connectionsが利用できる
さらに、Studio Connectionsには、Audio Integrationという機能も装備されています。これはハードシンセやエフェクタを、複雑な接続の設定をすることなく、ソフトウェア上から選択してあたかもソフトのプラグインのような感覚で使用できるというものです。

Studio Connectionsに関する詳細は、以前、ガイドである私、藤本がAV Watch上の連載企画、Digital Audio Laboratoryでインタビューをしているので、ぜひそちらを参照してください。

とにかく、このCubase AI4にはそのStudio Connectionsが使えるようになっているのです。
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