AMGのLASSOを採用
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AMG=All Media Guideがエンドユーザー向けにサービスしているLASSOは、GracenoteのCDDBに比較して、より正確で標準化されたデータを提供するだけでなく、曲やアーティストに関する数多くの情報も同時に提供してくれる |
このようにロスレスを採用したということとともに、MusicGiantsで話題になっているサービスがあります。それが音楽認識技術として、AMGのLASSOという技術を採用したということです。このAMGやLASSOについては、以前インプレスのDigital Audio Laboratoryにおいて
インタビュー記事を書いたことがあるので、ぜひ参考にしてみてください。簡単にいえば、Gracenote社が行っているCDDBをはじめとするサービスとよく似たサービスなのですが、新規参入だけに、いろいろな点で強化されたものとなっています。
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MusicGiantsはAMGのLASSOを採用したため、従来にないユニークなサービスを提供してくれる |
このLASSOを採用したことにより、MusicGiantsでは従来にない面白い音楽配信サービスを可能にしています。その典型ともいえるのが、「自分の持っている音楽コレクションを完璧にする」というもの。具体的にいうと、あるアーティストの曲のうち3曲がMP3でHDDに入っていたとしましょう。すると、MusicGiantsの専用ジュークボックスソフトがそれらを見つけ出した上で、そのアーティストの曲をアルバムごとにリスト表示し、持っていない曲を購入できるというわけです。もちろん、全部買ったら膨大で、高くなってしまうというのであれば、必要なものを1曲だけでも購入可能です。
また、そのアーティストが参加した別のアーティストの曲を見つけ出したり、そのアーティストが影響を受けた人のピックアップし、その人の曲を探し出すといったことも可能になります。
・ ・ ・ ・ ・まあ、MusicGiantsは現在のところプレオープンで、それほどの曲数がないため、何でも見つかるというわけではありません。また、そもそも米国内だけのサービスであるため、国内からはサービスを受けられないという状況なので、今日現在においては、われわれがその恩恵を受けることはできません。
とはいえ、事実上、米国よりもブロードバンド化が普及しているわけだし、AMGのサービスも
レインボー・パートナーズという日本企業が日本語化を実現しているので、近い将来似たサービスが国内で立ち上がるかもしれません。