少年たちの空想『アイスクリームの国』
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ここで購入!「ぼく」と仲間が冒険するアイスクリームの国には怪物がいてアイスクリームを食べて暮らしています。しゃべる言葉は「ジェラート」だけ。アイスキャンディーの林を抜け、チョコレートの湖のそばを通り……。 | どこかにある「アイスクリームの国」。バナナフロスやココナツ・クレストなどの山々が連なる山脈の向こうのその国には、アイスクリームの砂漠があり、巨大コーンでアイスクリームをたいらげる怪物が住んでいて、棒付きキャンディーアイスの林が続いています。「ぼく」と仲間たちは、一週間かけてその国を探検していきます。
アイスクリームが一種おそろしいイメージで登場しますが、そこに、アイスクリームが大好きな気持ちが二重にしのばせてあるところがユニークです。さすが、詩人の長田弘さんが選んだ7冊の中の1冊。最後に、この大冒険のイメージがどこから生まれたかが明らかになるのですが、「アイスクリームのやられるぅ」という怖さにこそ、うれしくて笑わずにはいられないような幸福感が含まれていることに気づくでしょう。空想万歳!
■『アイスクリームの国』
作:アントニー・バージェス
絵:ファルビオ・テスター
訳:長田弘
出版社:みすず書房
出版年:1970/2000.10
価格:1,890円(税込)
アイスクリームがおいしい季節です。茶筒やボウル、アイスクリームマシーンで手作りもしてみたいですよね。初夏から夏のアイスクリームライフに、どうぞ絵本も参考にしてみてくださいね!ガイドもデロンギのアイスクリームメーカーがほしいです。
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