文章:松下 和代(All About「子供のアレルギー」旧ガイド)

市販のアイスクリームには卵や乳製品が使われています。そこで今回は、卵・乳製品アレルギーや他にも添加物の気になる方に、とても簡単にできるココナッツミルクと豆乳をベースのジェラートをご紹介します。

市販のアイスクリーム成分

おいしいジェラート
今回の手作りジェラート。簡単で子どもも大喜びのおやつです
アイスクリームを買う際に気にしてほしい点は、添加物の量。原材料表示ができるだけシンプルなアイスクリームを選びましょう。アイスクリームの表示では、特に次のものに気をつけてください。

■乳化剤
乳化剤は、一括表示のため具体的な添加物がわかりません。乳化剤には、大豆から作られたレシチンを使用しているものや卵を利用しているものもあります。大豆の場合、遺伝子組み換えの不安もありますし、卵アレルギーがある場合には、他の原材料に卵の表示がなくても症状が出てしまう心配があります。他にも、動物や植物から得られる油脂を化学反応させることによって作られている乳化剤があります。その内容が一括表示では不透明となるため、アレルギーを気にしてい子どもには注意が必要な添加物です。

■安定剤(増粘多糖類)
増粘安定剤は、ソースなどの粘度を増強したり、ドレッシングの乳化・分散を安定させるものです。主としてゲル化(ゼリー状に固定したもの。寒天、こんにゃく、豆腐、ゼラチンなど)する機能があります。グアーガムやキサンタンガムなど数種類使っている場合は、何の増粘剤を利用しているかはっきりわからないので避けましょう。

もうひとつポイントとして、添加物が含まれているアイスクリームを食べる際には、果物をあわせて食べることをお勧めします。果物の中に含まれるビタミン類には添加物の害を少なくする作用があります。

「アイスクリーム」と「ラクトアイス」の違いは何?

表示に明記されている「アイスクリーム」と「ラクトアイス」の違いはなんでしょう。それは乳固形分の含有量。乳固形分とは牛乳から水分と脂肪分をひいたもので、乳脂肪分とは牛乳から水分と無脂乳固形分(タンパク質、乳糖、ミネラルなど)を除いたもののこと。アイスクリームは乳固形分15%以上で、乳脂肪分が8%以上のもの。ラクトアイスが乳固形分3%、乳脂肪分0%でもかまわないものとなります。乳脂肪分は風味や口当たりに影響します。

また、これらの牛乳成分の他に植物性の脂肪もアイスクリームには利用されています。今回ご紹介したジェラートはイタリア語で「アイスクリーム」のことで、シャーベットなども含まれます。イタリアでは乳脂肪分による区別がないため、今回はあえて「豆乳ジェラート」としました。

代替食品の選び方

豆乳をメインに、卵や牛乳を利用していないので卵アレルギーでも大丈夫です。大豆アレルギーがあって、牛乳が使える場合は牛乳に代替できます。卵、牛乳、大豆ともに使えない場合は、水やアレルギー対応のミルクを利用してください。ココナッツミルクは、風味を出すために使いましたが、入れなくてもつくれます。果物はブドウやすいかなどでも作れます。その際は、皮や種を取ってからご利用を。数種類の果物を一緒に使ってもおいしくできます。

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