負荷のかかる足にこそ、毎日のケアを!
メンテナンスでウォーキング効果も倍増
私たちが日常で当たり前のように行っているウォーキングですが、足の裏で全体重を支え、身体を移動させる動作を行うわけですから、足への負担は相当なもの。
例えば、体重50キロの女性が一日に5000歩歩く場合、単純計算で250kgの負荷が足にかかっていると考えられますし、ダイエットを目的とした「エクササイズウォーキング」となると、更に足への負担は増加します。
また、足に合わない靴を履いている時は要注意! 足の指や足裏が縮まるなど、不安定な状態でのウォーキングとななってしまうため、足への負担は大きなものとなってしまうのです。
日常的に大きな負荷がかかっている足にこそ、毎日のケアをしてストレスを取り除いくことが重要です。
毎日できる!簡単足ケア方法
下記に日本ウォーキングセラピスト協会が推奨する、足のケア方法を紹介します。簡単なので、毎日のバスタイムなどを利用して習慣づけて、その日のうちに足の疲れは解消するようにしましょう。1. 足の甲のコリをとる
骨の隙間を意識して揉みましょう
モデルのようなスッキリとした甲を目指して、 まずは、足元に溜まった老廃物を排出しましょう! 皮膚の摩擦を防ぐためにも、クリームやオイルを使うと、より効果的です。
2. 指の間を開いてほぐす
足指、ちゃんと開きますか?
指の間を大きく開き、前後左右にゆっくり揺らし
指の付け根から水かきをほぐすイメージで、順番に全ての指の間をマッサージ。
ただし、外反母趾の人は痛みを伴う場合もあるので、力任せにやらないように注意!
3. 足裏のアーチを整える
足裏のアーチを整えて
写真の線1のように、踵から爪先に向かい足裏の中央のラインを押します。この時、足を縦に折るようにすると押しやすいです。
次に、両サイド線2・線3をそれぞれプッシュ。
特に、土踏まず付近は硬くなっているので、その場合はじっくりほぐしてみてください。また、足裏には多くの反射区があるので、気になるパーツがあったら、気持ち良い程度に揉みほぐしましょう。
4. 足首を回す
背筋を伸ばし骨盤を立てるように意識して座り、片方の脚ひざの上に揉みほぐす足をのせましょう。股関節が硬い場合、足がひざの上に上がらない事もありますが、回数を重ねる毎に徐々に柔らかくなるので、無理せずに行いましょう。
指の奥までシッカリと握りましょう
その姿勢を保ったまま、足指の付け根までしっかりと手の指を入れ、握りあいます。足指の関節が固まっていて痛みを伴う場合は、無理せずゆっくり握るように。
次に、足首を10回ゆっくり大きく廻し、逆回転も行います。終わったら、反対の足も同様に行いましょう。
メンテナンスされた足で、ウォーキングを楽しもう!
毎日足のケアをするようになると、足の状態から、その日の姿勢やウォーキングを振る変えることができるようになります。例えば、先の細いパンプスで一日中歩き回った日は、足の指の関節が固まっていたり、また、沢山エクササイズウォーキングした日には、足裏がパンパンに張っていたりと、感じるもの。自分の足を直接触ることにより、コンディションが分かり、翌日の靴や歩き方に気を配るなど、日々の姿勢やウォーキングの改善につながるのです。毎日のケアで足からのメッセージを受け取り、自分のウォーキングを振りかえる機会をつくり、安定したウォーキングが行えるようにしましょう。
足裏を整えてからウォーキングをする事で、足首の動きがスムーズになるため、第二の心臓であるふくらはぎの働きが増大し、下半身のポンプ機能がアップ! リンパの流れを促すため、むくみ改善にもつながります。さらに、正しい姿勢で歩けるようになれば、足首のゆがみ改善や転倒防止にも、効果あり。
足の状態を整えて、気持ちよくウォーキングを行いましょう!