ガイド:
最後に田口さんにとって手帳とはどんな存在ですか?
田口さん:
将来は「手帳博物館」を作りたい という目標をお持ちの田口さん。 |
ガイド:
実現したらぜひ私も伺わせていただきます。定年後と言わず、ぜひ早くオープンしていただきていですね。本日はありがとうございました。
取材後記
過去の手帳は決して捨てずに保管していくという。写真の紙の束は昨年の手帳の中身。 |
システム手帳というと、いろんなことができるということでついつい欲張りすぎていろんなものを詰め込みすぎてしまい、結局何もできずという苦い経験が私にはありました。今回の田口さんのシステム手帳の使い方を見て目からうろこが落ちる思いでした。ゴールを見据えていろんな角度から見るという点で、システム手帳はとっても有効なツールであると再認識しました。
実は田口さんもこここまで使いこなされるまでには、長年の試行錯誤の繰り返しがあったそうです。例えば、ある年は5冊のシステム手帳を買いこみ、年初からその5冊すべてにスケジュールを書いて同時進行で使っていたそうです。当然、中にはだんだん使いづらいと感じるものも出てきて、そうしたものは脱落していき最終的に1冊が残るというものです。
今回ご紹介いただいた完成されたシステムも決して一朝一夕でできたものではないのです。システム手帳のひとつのあるべき使い方というものをまざまざと見せていただいた感じのするインタビューでした。
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