マネする価値あり!
映画にみるナイス&ダンディな薄毛
それでは映画の中の「薄毛だけれどナイスでダンディ」という男性を、テーマごとに紹介しましょう。映画では、みんなとても魅力的。ビデオを観て前述の内容と照らしながら、ぜひ参考にしてみてください。●タフさ
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プロの運び屋を演じるジェイソン・ステイサム。高額な報酬と引き換えに、どんな品物も、目的地まで確実に運びます。その依頼品をめぐってストーリーは展開しますが、ジェイソン・ステイサムのタフなこと。クールで強くて、「このスキンヘッドのおっさん、カッコイイなぁー」と思ってしまいます。
これだけタフだと、魅力もいっぱい。みなさんが実際にこんな状況に追い込まれることはないと思いますが、目標に向かうタフさを仕事や生活、恋愛に取り入れましょう。
●華麗さ
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「007/ダイヤモンドは永遠に」以来、12年ぶりにジェームズ・ボンドを演じたショーン・コネリー。髪の毛は薄くなったものの、バハマで犯罪組織スペクターに立ち向かうその活躍ぶりは健在です。
ショーン・コネリーが美しい女性とタンゴを踊るシーンがあるのですが、その華麗さは圧巻でしたね。僕が劇場で観た時は、そのシーンで場内割れんばかりの拍手が起こりましたよ。
●責任感
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1970年4月に月に向けて打ち上げられたアポロ13号。その事故発生から奇跡の生還までを綴った映画です。
その中で特にカッコ良かったのが、ヒューストン管制センターの管制官を演じたエド・ハリス。自分の仕事、行動に責任を持ち、3人の乗組員を無傷で地球に返すために苦悩する姿には、男の僕でもしびれてしまいました。彼のカッコよさの前では、髪の毛の有無を気にすることなどまったく無意味だと痛感します。
●愛
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アルコール依存症の男と売春婦の愛をテーマにしたこの映画でニコラス・ケイジは、破滅型の人間を好演しています。これがまた、魅力的!(前画面で「規則正しい食生活を心がけましょう」と書いたのに、すみません) うらぶれた切ない状況の中で、しかし本物の純愛を求める姿は、美しかったです。
これほど密度の濃い愛情を交わそうとする二人には、髪の有る無しは問題外です。愛は、すべてに優先する!
●人間味
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ケビン・スペイシーはこの映画で、自分の殻に閉じこもる孤独な男を演じています。そして、映画で人生をやり直すために向かった父の故郷の小さな島で様々なことに出会い、人間味あふれる表情を見せるのです。
ありのままを素直に受けとめ、葛藤しながらもそれに素直に対していく──人間的に昇華していく姿には、「髪の毛がどうのこうの──」なんて言葉は、もう野暮ったいだけですね。
●自信
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ご存知、日本の『シャル・ウィ・ダンス?』のハリウッド版。オリジナル版で竹中直人がふんした役を演じるスタンリー・トゥッチは、コミカルな演技の中に、自信を持ったハゲの魅力をかいま見せます。
それが際立ったのは、競技会でライバルにカツラを取られるシーン。最初はタジタジだった彼も、ヘンな見栄を脱ぎ捨てて、自然体になります。ダンスが上手なだけに、その後の彼は決まってましたね。ジェニファー・ロペスの「あの方が、自信にみなぎっていてイイ!」という台詞が忘れられません。
●夢
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昔の自分に出会い、再び夢を追いかけることを始める男を演じるブルース・ウィルス。心に夢を持つ男性の魅力を、充分に表現してくれました。
髪型は同じなのに、大切なことに気づかない優秀なイメージ・コンサルタントの時よりも、夢の大切さにあらためて気づいた時の方が、100倍魅力的でした。夢を語れる男は、かわいくて、すばらしい!
●信念
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大学の哲学科の人気教授を演じるケビン・スペイシー(シッピング・ニュースに続き、再登場)。良き夫、父親でありながら、今はレイプ殺人の罪で刑務所に。死刑を待つ身です。死刑という人間が作った制度に対する信念を、この映画でケビン・スペイシーは見事に表現してくれました。
かなり重い映画ですが、知性やヒューマニティなど様々な要素が注がれた一人の男の生き様は、外見を気にする私たちを戒めているようですね。ケビン・スペイシー、こんな役をやらせたら、最高!
いかがでしたか、映画の中のナイスな薄毛。観て研究すると、きっとあなたのお役に立ってくれるはずです。
なお、映画のチョイスに関しましては、「薄毛の魅力」という物差しを基準に選定しました。映画のデキとは関係ありませんので(でも、なるべく知名度があり、良い映画を選びましたよ)、ご了承くださいね。
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