カラーコーディネート/パーソナルカラー診断

パーソナルカラータイプ別! 涼やかに装う夏のブルー

ブルーは「空の色」「海の色」など、私たちが暮らす地球を連想させる色です。特に、クールビズなど夏らしい装いに欠かすことのできない色のひとつ。今回は、自分に似合うブルーの選び方、ブルーを基調としたカラーコーディネートをパーソナルカラーのタイプ別にご紹介します。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

パーソナルカラータイプ別……おすすめのブルー

パーソナルカラータイプ別のブルー

青い空、青い海……「青」は、地球上で最もたくさん見ることのできる色。

色彩にはさまざまな心理効果があります。最もポピュラーなのは、暖色、寒色という言葉が示すように、寒暖感ではないでしょうか。

色彩の寒暖感を明らかにするために、さまざまな実験や調査が行われてきました。例えば、37度に設定したさまざまな色彩のお湯に指をひたし、見かけの温度を比較する実験では、温度が低い方から、白・青・黒・菫・緑・黄・橙・赤という結果が得られています。

色彩の寒暖感は、ファッションやインテリアなど、身近な生活にも取り入れられてきました。白や青を取り入れると、視覚的に涼やかに感じられることから、白や青は夏の定番色として親しまれています。
   

海の青、空の青

あなたの一票「海の青、空の青、あなたはどちらの青がお好きですか?」2対1の割合で、「空の青」の方が人気を集めました。

あなたの一票「海の青、空の青、あなたはどちらの青がお好きですか?」2対1の割合で、「空の青」の方が人気を集めました。

以前、あなたの一票「海の青、空の青、あなたはどちらの青がお好きですか?」(All Aboutのウェブアンケート)を実施しました。アンケート結果は上記のとおり、2対1の割合で、空の青の方が人気を集めました。

青は地球上に最もたくさんある色。しかし、海の青も空の青も、手でつかまえることはできません。青は、地球の色、無限に広がる宇宙の色、そして私たちを未来へと誘う色です。例えば、メーテルリンクの「青い鳥」は、そんな青のイメージから育まれた創作のひとつ。青は希望のメタファーとしても親しまれています。まずは、伝統的な色名の中から、空や海に由来するブルー系の色をご紹介しましょう。
上から順番に、BLEU MEDITERRANEE(ブルー・メディテラネ)、BLEU ADRIATIQUE(ブルー・アドリアティック)、水色(みずいろ)

上から順番に、BLEU MEDITERRANEE(ブルー・メディテラネ)、BLEU ADRIATIQUE(ブルー・アドリアティック)、水色(みずいろ)

■BLEU MEDITERRANEE(ブルー・メディテラネ) 地中海のブルー
色の由来:地中海の海水の色。地中海はヨーロッパと、アジアとアフリカを区分する中央にある重要な位置だけに色にも重要性が与えられている。

■BLEU ADRIATIQUE(ブルー・アドリアティック)アドリア海のブルー
色の由来:フランスでは海や空の色からブルーを想像するが、アドリア海の海の色を指していった色。

■水色(みずいろ)
色の由来:青の明るいうすい調子の色範囲を空色の系統とすると、水色もその系統だが、空色よりも緑みによった色を一般に水色というのである。英名はアクア(aqua)という。
上から順番に、BLEU CIEL(ブルー・シエル)、空色(そらいろ)、紺碧(こんぺき)

上から順番に、BLEU CIEL(ブルー・シエル)、空色(そらいろ)、紺碧(こんぺき)

■BLEU CIEL(ブルー・シエル)空のブルー
色の由来:太陽の輝いている時の空のブルーの色。

■空色(そらいろ)
色の由来:空色のスカイブルー(sky blue)は青空のように明るい青をいうが、空の色は変化が大きい。したがってかなり巾のある青の明るい色の範囲を総称する名として用いられる。

■紺碧(こんぺき)
色の由来:紺碧の空などといい鮮やかな青を形容した言葉である。碧(へき)は碧石の青緑色からきている。この場合の紺はむしろ語感を強めるのにそえられたのであって、鮮明な緑みの青を言ったものである。

このように青といっても、さまざまな青があります。緑みを帯びた青、紫みを帯びた青というように、色みにも幅がありますし、明るさや鮮やかさによっても、醸し出すイメージは大きく異なっています。

青をファッションやメイクに取り入れる場合は、似合う青を選ぶことが大切です。
 

自分に似合う青の選び方

ファッションやメイクに「青」を取り入れるときは、自分に似合う「青」を選びましょう。

ファッションやメイクに「青」を取り入れるときは、自分に似合う「青」を選びましょう。

似合う色は、人それぞれ異なります。青は苦手とおっしゃる方も、色相(色み)や色調(トーン)の選び方次第で、上手に着こなすことができます。パーソナルカラーの4つの基本タイプの青の特徴をまとめましたので、ご参考になさってください。

※ご自分のパーソナルカラーがわからない方は、下記の簡易診断をお試しください。パーソナルカラーの基本となる4つのタイプを紹介しています。
■スプリング(春)タイプ
上から順に、ケンブリッジブルー、薄縹(うすはなだ)、ペリウィンクルブルー

上から順に、ケンブリッジブルー、薄縹(うすはなだ)、ペリウィンクルブルー

スプリングタイプは、ティファニーのパッケージのような爽やかなアクアブルー、明るく透明感のあるライトブルー、紫みを帯びたソフトなブルーなど、どこかあたたかみのあるブルーが似合います。
■サマー(夏)タイプ
上から順に、水色、ミディアムブルー、スカイブルー

上から順に、水色、ミディアムブルー、スカイブルー

サマータイプは、白やグレイが混ざったパウダリーで冷たいブルーが似合います。
■オータム(秋)タイプ
上から順に、ターコイズ、ティールブルー

上から順に、ターコイズ、ティールブルー

オータムタイプは、緑みに寄った、ターコイズやティールブルーなど個性的で落ち着いたブルーが似合います。
■ウィンター(冬)タイプ
上から順に、アイシーブルー、ホットターコイズ、ロイヤルブルー

上から順に、アイシーブルー、ホットターコイズ、ロイヤルブルー

ウィンタータイプは、ホットターコイズやロイヤルブルーのような鮮やかでインパクトの強いブルー、あるいは、アイシーブルーのような淡いブルーが似合います。
パーソナルカラーの4つの基本タイプは、ブルーベース(サマータイプとウィンタータイプ)、イエローベース(スプリングタイプとオータムタイプ)に大別されます。ブルーベースに比べると、イエローベースはブルー系は似合う色が少ないので、色みやトーンを吟味することが大切です。
 

タイプ別! おすすめカラーコーディネート

清涼感のあるブルーは、好感度の高い色のひとつ。通勤スタイルにもおすすめです。

清涼感のあるブルーは、好感度の高い色のひとつ。通勤スタイルにもおすすめです。

色彩は組み合わせによって、さまざまな表情が生まれます。今回は、夏の通勤スタイルにもおすすめしたい、涼やかで好感度の高いカラーコーディネートをご紹介します。

■スプリング(春)タイプ
薄縹(うすはなだ)、アップルグリーン、アイボリー

薄縹(うすはなだ)、アップルグリーン、アイボリー

透明感のある暖かいブルーは、あなたを明るい知性の持ち主に見せてくれるでしょう。ブルーとグリーンでシャープにまとめましょう。
■サマー(夏)タイプ
スカイブルー、ミントグリーン、ラベンダー

スカイブルー、ミントグリーン、ラベンダー

少しグレーがかかったブルーから爽やかなパウダーブルーまで、さまざまなブルーがよくお似合いになります。ブルーを中心に、寒色系のグラデーション配色でエレガントに装いましょう。
■オータムタイプ
ティールブルー、サーモン、オイスターホワイト

ティールブルー、サーモン、オイスターホワイト

トルコ石のような緑みを帯びたブルーが、あなたの落ち着いた雰囲気と調和します。ポイントカラーのサーモンを効かせて、リッチな雰囲気を演出しましょう。
■ウィンター(冬)タイプ
ロイヤルブルー、ホットピンク、アイシーブルー

ロイヤルブルー、ホットピンク、アイシーブルー

ロイヤルブルーのようなはっきりした色は、あなたをクールで知的に見せてくれます。明度のコントラストを効かせて、スッキリと爽やかなコーディネートを楽しみましょう。
白(淡い色)と青(寒色系)を組み合わせると、見た目に涼やかなカラーコーディネートになります。単調でメリハリに欠けるときは、暖色系をポイントに取り入れたり、あるいは、色みのグラデーションをつくると心地よい変化が生まれるでしょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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