カナダ/メープル街道

カナダが誇る秋の絶景!「メープル街道」ガイド(4ページ目)

秋になると見事な紅葉を楽しませてくれるメープル(楓)。国旗にもデザインされているように、カナダの国の木と言っても過言ではないほど、国民に愛されています。そのメープルの紅葉が最もきれいに見られるのがメープル街道。ナイアガラからモントリオール、ローレンシャン高原、ケベックシティを結ぶメープル街道ルート上の見どころや、紅葉の時期や気候・服装、便利なアクセス方法など、必要な情報を網羅しました!

執筆者:下村 猛

オタワ

世界遺産に指定されるリドウ運河 (C) Fairmont Hotels

世界遺産に指定されるリドウ運河 (C) Fairmont Hotels

カナダの首都ですが、決して大都市ではなく、町は比較的こじんまりとしています。ケベック州との境にあるオタワ川、そして、北米最古の運河として知られ、世界遺産に指定されているリドウ運河が街中を流れ、水の都とも呼ばれます。

オタワではやはり国会議事堂を見ないわけにはいかないでしょう。ゴシック様式の国会議事堂のつくりは荘厳そのもの。さて、オタワ川を挟んだ対岸はケベック州の都市ガティノー。オタワの都市圏ですが、フランス語圏となり、全く違う国にいるかのようにさえ感じます。

このガティノーからは、オタワ川を挟んで、国会議事堂がよく見えます。また、郊外にはたくさんの公園があり、紅葉が美しい場所には事欠きません。紅葉は例年10月初旬にピークを迎えます。

オタワへのアクセスや基本情報はこちら>>>オタワ
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モントリオール

北米のパリとも言われるモントリオール (C) Tourism Quebec

北米のパリとも言われるモントリオール (C) Tourism Quebec

フランス語圏であるケベック州最大の都市にして、カナダでも2番目に人口の多い都市。「北米のパリ」との異名も取ります。

モントリオールは紅葉だけでなく、ノートルダム大聖堂やセント・ジョセフ礼拝堂などの美しい教会、歴史を感じさせる旧市街などの観光に加え、世界最大級の地下街では、ファッションセンスではカナダの先端を行くと言われるモントリオールならではのショッピング、北米のアレンジが加えられた想像性豊かなカナディアンフレンチなどのグルメ体験……と、お楽しみが盛りだくさん。

モントリオールは北にローレンシャン高原、東にケベックシティ、西にオタワとメープル街道の要所とも言え、ケベックシティやローレンシャン高原への日帰り観光も可能です。カナダ第二の都市だけあって、フライトもホテルの選択肢も多いため、予算を重視するなら、モントリオールをベースにして、各地の観光を楽しむというのもありです。

モントリオールへのアクセスや観光の詳細はこちら>>>モントリオール
モントリオールのホテル紹介はこちら>>>モントリオールのホテル

<DATA>
Notre-Dame Basilica
休館日:なし。但し、宗教行事などで入館できないこともあり
開館時間:(月~金)9:00~16:00、(土)9:00~15:30、(日)12:30~15:30
拝観料:大人5カナダドル、子供(7歳~17歳)4カナダドル

 

ローレンシャン高原(モン・トランブラン)

紅葉のベストスポット、ローレンシャン高原 (C) Tourism Quebec

紅葉のベストスポット、ローレンシャン高原 (C) Tourism Quebec

モントリオールの北に広がる広大な高原がローレンシャン高原。その中で最も高い山の一つがモン・トランブランです。この山の一帯は夏のアウトドア、冬のスキーと1年を通じて楽しめるリゾートして知られ、地元モントリオールの人たちはもちろん、ヨーロッパからも多くの旅行者を集める極上のリゾートとして知られています。

メープル街道の中で最も標高が高く、緯度も高いため、紅葉は最も早く、例年9月下旬がピーク。この山に架かる観光用のゴンドラは紅葉のアトラクションとして大人気。頂上から眺める紅葉大パノラマは、メープル街道のハイライトとしても知られています。

モントリオールから日帰り観光も可能ですが、メープル街道で外すことのできない場所なので、ぜひとも宿泊したいところ。北米というよりもヨーロッパの山岳リゾートのような、極上の滞在が楽しめます。

ローレンシャン高原へのアクセスや観光の詳細はこちら>>>ローレンシャン高原(モン・トランブラン)
ローレンシャン高原(モン・トランブラン)のホテル紹介はこちら>>>ローレンシャン高原(モン・トランブラン)のホテル

 

ケベックシティ

ヨーロッパの薫り漂う世界遺産指定都市ケベックシティ

ヨーロッパの薫り漂う世界遺産指定都市ケベックシティ (C) Tourism Quebec

北米唯一の城塞都市として、世界遺産に指定されている場所。城壁内のたたずまいはヨーロッパの古い町並みを思わせ、北米にいることも忘れてしまいそうです。

紅葉は、メープル街道でも緯度の高いところにあることから、比較的早めで、例年9月下旬、通常ローレンシャン高原に次いで見ごろの時期が訪れます。

ケベックシティ観光の詳細はこちら>>>ケベックシティのエリアガイド
ケベックシティのホテル紹介はこちら>>>ケベックシティのホテル

イースタンタウンシップス

イースタンタウンシップスを代表する建物、サンブノワデュラック修道院 (C) Hurteau, Paul ; Parent, Claude, Abbaye de Saint-Benoit-du-Lac, Tourisme Quebec

イースタンタウンシップスを代表する建物、サンブノワデュラック修道院 (C) Hurteau, Paul ; Parent, Claude, Abbaye de Saint-Benoit-du-Lac, Tourisme Quebec

モントリオールとケベックシティの南側に位置するエリアで、英仏の文化が融合した独特の雰囲気を持つ地域です。ケベック州ではローレンシャン高原と並ぶリゾートエリアとして、別荘や高級なプチホテルが数多く見られます。

イースタンタウンシップの紹介はこちら>>>紅葉リゾート!イースタンタウンシップス/カナダ



最後に……

カナダの紅葉=メープル街道に印象が非常に強いのですが、メープル街道のさらに東にあるプリンスエドワード島でも大変美しい紅葉が見られます。赤毛のアンの舞台になった場所としても有名なので、アンが好きな人は、メープル街道にこだわらず、プリンスエドワード島で、アンゆかりの場所と紅葉の2倍楽しみましょう。
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