早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

シリーズ=先生訪問!=vol.2 9歳の壁~9歳までに耳から英語(3ページ目)

我が子をバイリンガルに育てたいという方、「9歳の壁」ってご存知ですか?9歳以前に英語の音に触れておくとネイティブと同じきれいな発音・アクセントで話せるようになるそうですよ。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

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週に1回の英会話教室に通う子どもが更に効果をあげるためには、どのようなことを心がければいいのでしょうか?

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週に一回だけの英語教室で多大な効果を期待するのは間違いです。よく何年も通っているがちっとも英語を話さないということを耳にします。でもよく考えてみてください。年間多くて48時間、日数にするとたったの2日間です。この短い時間に英語体験することはできても英語を流暢に話すようになるということはありません。

日本で住んでいる以上日本語が強くなってしまうのは当たり前のこと。国際結婚をしている家族でさえも日本に住んでいると「子供をいかにバイリンガルにするか」に頭を痛めています。

英語教室に通わせることは「子供に英語に接する機会を与えること」と考えましょう。そこで大切になってくるのは普段の家庭生活の中に英語を取り入れることです。何度も言いますが、バイリンガルにするためには親の強い意思と努力が必要なのです。地道に続けること。家庭の中にごく自然に英語を取り入れて英語を聞き話すことを習慣化するといいですね。

小学校でも熱心に英語教育をしているおかげで、子供たちが英語に触れる機会が「毎日」になりました。ぜひ家庭でも英語環境を整えてやりたいものですね。

ピアノなどの習い事のように結果がどんどん見えるものではありませんから、あきらめずこつこつと毎日英語に触れましょう!

■■ <Q6> ■■

家庭の中にごく自然に英語を取り入れて英語を聞き話すことを習慣化するとは、具体的に、どうすればいいのでしょうか?

家庭生活の中で、家族間で英語でコミュニケーションをとるということですか?

親の発音がきれいじゃない場合、家庭生活に英語を取り入れることは、かえって、逆効果のような気もしますが、それは気にしなくてもいいのでしょうか?

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理想的なのは、親が英語を話せる場合、できるだけ英語での会話をしてあげることです。発音に関しては、ネイティブでない親の話す英語以外に、メディアを使ったネイティブの音を聞かせるようにすればいいのです。

発音の問題は別に気にすることではないと思います。なまりがあってもよいと考えるくらいでいいのではないでしょうか。子供にネイティブのような発音を期待するのではなく、ネイティブの発音を聞き取り、そして、ネイティブのような発音でなくてもいいから、自分の言いたいことを伝えられればいいのです。

いわゆる日本語的発音、バナナの発音が英語ではバナーナというような部分に気をつけるべきでしょう。バナナは通じず、バナーナは通じる。このような音を自然に習得するための早期英語教育ですから。親が家庭で「通じない発音の英語」を「通じる英語」だと思っていると困りますが。
(まずそういうことはないでしょうけどね)

家庭では英語環境をつくりだすことに力を入れるとよいでしょう。週一回の英語教室の他、絵本や音楽テープ、CD,ビデオなどを使って英語を聞くことを習慣化してみてはいかがでしょうか。
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