早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

シリーズ=先生訪問!=vol.2 9歳の壁~9歳までに耳から英語(4ページ目)

我が子をバイリンガルに育てたいという方、「9歳の壁」ってご存知ですか?9歳以前に英語の音に触れておくとネイティブと同じきれいな発音・アクセントで話せるようになるそうですよ。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

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母親が外国人、父親が日本人の場合、一体どちらの言葉で教育すればいいのでしょうか?

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国際結婚のために家庭の中が英語と日本語にあふれている環境は、子どもがバイリンガルに無理なくなれる環境といえるでしょう。そのままの環境で育てればよいと思います。

子供自身はとても賢いものです。自分の環境を理解し、お母さんには英語・お父さんには日本語を使うほうが理解しやすいのだと体で覚えていきます。

しかしながら、日本で生活する場合、子供が日本語を話すことが多くなります。この点に関してはバイリンガル教育で有名なnk">中島和子先生の著書をお読みください。

バイリンガル教育に関してはいろいろな研究結果があります。言葉の発達が遅れるとか、知的レベルが下がるとかなんてことは決してありません。むしろ、人格形成において良い環境であると報告されています。

言語脳についても英語と日本語では脳の使われる場所が異なります。ですからお互いの言語がよい具合に影響しあって知的レベルも向上すると考えられています。

子供が2カ国語以上の環境で育った例がありました。父親が英語、おじいちゃんはポルトガル語、おばさんはイタリア語などというように言語がばらばら。でも子供自身は、この人にはこの言語、あの人にはこの言語、というように分けて理解して
話していたそうです。この子供は7カ国語ほどを話せる子になったそうです。

ご質問のような境遇の子どもは幸せですよね。普通の人の2倍の言語的・文化的影響を受けるのですから。
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